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【シンヤワールド】深谷の田んぼアートとクサギの香り

2016.08.27

埼玉県深谷市の水田に田んぼアートが出来上がりました。深谷市川本南小学校の子供達の作品です。

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描かれているのは「コバトン」という、埼玉県の県鳥「シラコバト」をモチーフにした埼玉県のマスコットキャラクターです。水田で元気な笑顔で出迎えてくれるコバトンのように、稲も元気いっぱいに育っています。
田んぼアートの近くには埼玉県農林公園があります。

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県民が農林業体験を通して、その理解を深めることを目的として作られた総合公園です。園内では緑や自然と触れ合えるほか、実際に農業を体験することもできます。訪問したこの日は気温35℃を超え、うだるような暑さでしたが、木陰に入れば驚くほどの涼しさでした。

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農林公園を出ると、周辺の丘陵ではなにか華やかな香りが漂っていました。深谷と言えば全国一位のユリ生産地。カサブランカ等のオリエンタルユリの香りがハウスから漂ってくるのかと思いきや・・・

香りの正体はなんとこの花!

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クサギ(臭木)という植物の花です。

クサギはシソ科の落葉小高木で、花言葉は「運命」「恥じらい」など。

茎や葉がゴマに似た独特な匂いを持つため、「臭木」という不名誉な名前が付けられました。しかし、その茎葉の臭いとは裏腹に、花の香りは極めて良好で、ハゴロモジャスミンとオリエンタルユリを合わせたような香りです。強いて言えば、香りの良い品種として有名なオリエンタルユリの「ニンフ」に似た芳香です。

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また、クサギの実は紅色のガクに瑠璃色または紺色の果実という、とても不思議で独特な色合いをしており、これを用いた草木染めは繊維を幻想的な水色に染めることでも知られています。

 

このようにユニークなクサギですが、花・実ともに花き市場に出荷はありません。従って、お店で見かけることはまずないと思いますが、近年は林や藪の他、河原や空き地でも比較的頻繁に見かけるようになりました。鳥のフンに混じり、徐々に広がっていくのでしょう。

クサギの花を見かけた際はぜひ、そのすばらしい香りもお楽しみください。

<む。>

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