花研コーヒーブレイク
母の日シリーズ1:花とメッセージ
2016.05.03
母の日も目前に迫りました。生花店のみなさまは1年で最も忙しいシーズンを迎えます。
弊社花研では、生花店様にご協力いただくなどして、毎年母の日の提案カタログを1部ずついただき、提案商品の傾向につき定点観測させていただいております。
まだまだこれから本番に向けて集めて参りたいと思いますが、現時点で37社分のカタログやチラシが手元にあつまりました。
分析ポイントはいろいろありますが、本日はあるポイントに注目してみたいと思います。
それは「商品にメッセージカードをつけてくれるか」どうかという点です。
手元にある37点のうち、「母の日の花贈りにメッセージ付けます」と提案される生花店さま、あるいは花き取扱い小売店さまがどのくらいいらっしゃるか数えてみました。カタログに書かれていなくても、申し込みの段階でメッセージを受け付けているかもしれませんが、「メッセージが付けられるという重要なポイントをアピールされているかどうか」というのが今回の調査の主旨です。従って、カタログに書いてあるところだけをカウントしました。
37社の商品カタログのうち、メッセージが付けられる旨を明記されていたのは、以下の10社でした。
母数が少ないので統計にはなりませんが、今に限って言えば単純計算で37分の10ですから27%がメッセージカードを付けることを謳っていらっしゃいます。個人事業主様から最大手企業様までメッセージカート添付を可能としています。
実はこの「メッセージカード付けまっせ」という中にもいくつかタイプがございます。
①定形文のみ
②代筆・または直筆にてお客様のオリジナルメッセージを承る
大きくこの2つ。(全数かオプションかという分け方もありますが、それはさておき)
①もとても嬉しいのですが、②にはさらに価値があるのではないかと感じています。
メッセージカードが付けられる10社の中で②をOKにされているのは5社。37社のうち13.5%にあたります。
母の日に贈るプレゼントに付けるカードは最大級の付加価値。むしろメッセージカードがメインがそれに商品を付けるような感覚です。
従って、メッセージカードが付く旨を控えめに記載されているところは、もっとアピールポイントとして前面に出してもいいくらいかもしれません。上記のパターン①であっても②であっても。
メッセージが付けられるかどうかはそれぞれの企業様の事情やご都合があると思いますので、決して良し悪しを申し上げているわけではなく、そのようなサービスがあるとしたら、母の日こそアピールポイントととして前面に出してみてはいかがでしょうか。また、生花小売店さまもできるようであれば、有償か無償かはさておき、このサービスを可能にしてもいいかもしれませんね。どんなに世の中のデジタル化が進んだとしても、「気持ち」を象徴することやツールはいつまでも大切にされるものと思います。
最後に、ウチのショチョさまに聞いてみました。
「ショチョさまは母の日でプレゼント贈るときにメッセージを付けますか?」
「つけない。
・・・電話するから」
ですって。頬杖をつきながら、あっちを見て答えていました(笑)
では皆様もお母様に良い心の贈り物を。