花研コーヒーブレイク
4月18日はガーベラの記念日☆
2016.04.08
4月18日はガーベラ記念日。
ガーベラ記念日に先駆け、今週4月4日(月)から大田市場花き部の中央通路がガーベラで彩られました。
いくつかのガーベラを紹介してみたいと思います。
まずスパイダー系(細弁)のガーベラ。
トマホーク、アナホーク
クリームスプリングス、ドラゴンナイト
パスタシリーズ。花弁がねじれているのが特徴です。
パスタトスカーナ
パスタファルファッレ
パスタロサート、パスタ
パスタレアーレ、パスタ・デ・ママ
複色品種。
テラスターゲート、ボキト・・・まあちょっとわからん名前ですが、何か理由があるのでしょう。
マリヨ、アーティスト
ダブルデート、コットンキャンディ
レンブラント、ディアボロ・・・ディアボロとはイタリア語で「悪魔」の意味ですが、天使のようなかわいらしいピンク色をしていますな、コリャ。天使のような悪魔ということでしょうか(笑)
花弁の色や形状が似ているようでも、芯の色が黒だったり白だったりします。黒いタイプを業界では芯黒(しんぐろ)、白いタイプを芯白(しんしろ)と呼んでいます。流通用語です。
中心の白黒次第で随分と花の印象が違うものです。
赤:レキシントン、テラカリナ 白:ホワイトハウス、バランス
オレンジ:ロングビーチ、プレステージ ピンク:オピニオ、グランデッツァ
芯の黒白の使い分けは、バイヤーの好みと用途によります。
市場では、花の色だけでなく、芯の色も確認しながら注文をいただきます。
芯まで八重咲(芯まで花弁が重なっているタイプをフルダブルと呼んでいます)
セス、テラスターゲート(複色のところでもご紹介しました)
アンティーク、キューピッド
他の花に限りなく似ている品種。
例えばヒマワリに似た雰囲気のゴールドストライク。
キクやキンセンカっぽいムーンキック、トネール。
展示の中にはありませんでしたが、マーガレットに似た品種も。
ま、ガーベラ、ヒマワリ、キク、キンセンカ、マーガレット、全てキク科の植物ですから、こんなことも然りです。
こちらの品種はブルーアイ。ちょっとこっくりとくすんだピンクですが、名前はブルーアイ。
ガーベラは青い遺伝子を持たないので、青っぽいものはあまりありません。カラーバリエーションが豊富なのが人気の一つですが、青、紫、緑あたりは天然では存在しないのです。
本当のブルーはこちら。染めのガーベラ。どれも発色がいいですね。
ちなみに、ガーベラの鮮度を見る簡単なポイントは2つあります。
一つは芯を見ること。
実は、ガーベラの場合、管状花(かんじょうか)と呼ばれるものが中心部分にあり、時間の経過とともにこの管状花が開花してきます。芯の外周から1周、2周と内側に向けて開いていくので、あまり内側まで開いたものは新しくないことを示しています。
もう一つは花首を見ること。
ガーベラは首の導管が詰まりベントネック(首折れ)となって枯れていくパターンが多いです。従って、お店でガーベラを選ぶときは首がまだ変色していない、丈夫で青々としたものを選びましょう。右の写真は首が変色し始めていることがわかると思います。観賞中にこのようになってしまうのは必至ですが、買う時にはこれを選ばないようにしましょう。
しかし、まあ、いまどきはそれほど古くなった花を置いている生花店さんもないかもしれません。
みなさま、ガーベラは周年出荷ですが、実はガーベラ記念日と制定されているこの時期が最盛期で、品質も最も良いものが流通します。是非、この時期ガーベラをお楽しみください。
ではよい週末をお過ごしください。