花研コーヒーブレイク
国際花きシンポジウム(in 岐阜) 前編
2016.03.08
3月5日、岐阜県主催による国際花きシンポジウムに行ってまいりました。
JR岐阜駅に到着した瞬間にお出迎えしてくだったのは金箔に輝く織田信長公。
コカ・コーラの看板の前に悠然と立ちはだかる、この時代錯誤の光景がいいですね。
(しかし実は時代はそれほど変わらず、むしろギャップが大きいのは文化の点かも。信長公没は1582年、コカ・コーラ販売開始は1886年。この間302年。コカ・コーラ発売開始から今日まで130年。そうか、信長公が亡くなってからおよそ430年。そんなに昔の人ではないのかもしれないナ)
Oh~・・・!なんと凛々しい信長公。力のある切れ長に目からは慧眼の士であったことを伺うことができます。
さて、今回のシンポジウムのコーディネーター総務省行政評価局佐分利応貴氏(元農林水産省花き産業推進室長、岐阜県出身)によると、「岐阜」の「岐」は周王朝の岐山(ぎざん)の岐からきている。天下を見渡す大きな丘のこと。「阜」は孔子が唱えた曲阜の「阜」からきていて、丘を意味する。岐阜とはつまり日本の中心に位置し、全国を見渡すところにある。
その通り、岐阜県は2014年10月に全国初の花き振興条例を施行。「花に効用がある」と詠った初めての条例を発効したというわけです。
会場のホテルの脇に流れる長良川、その向こうの山の頂にそびえる岐阜城は、まさにその岐阜県の立ち位置を再現したかのような佇まいです。
山頂の岐阜城↓
しゃちほこ。イナバウワー顔負け。
鵜飼いで有名な長良川。
会場ホテルのエントランスはユネスコ世界無形文化遺産にも登録された鵜飼いの様子。
鵜の目って青いんですねー。
会場には花の王国岐阜らしく、ステージ前を岐阜の生産者さまの見事な花々で装飾。
壁面にも施され、演壇に立つ皆様のバックが緑一面になるコーディネートも素晴らしい案ですね。
明日の小欄に続きます。