花研コーヒーブレイク
One of Loveプロジェクト 発進!
2016.01.13
エコ消費と叫ばれてから久しくなりますが、2008年ころからはエコから一つ発展して「エシカル消費」が注目されています。
「エシカル(ethical)」とは英語で「倫理的な」という意味で、「エシカル消費」といえば環境ばかりではなく様々な点において社会の役に立つような、人々の倫理観に訴求した販売方法です。これがここ数年のトレンドです。
例えば宝くじに「東日本大震災寄付金付き」とあるのもそうですし、あるいはミネラルウォーターのヴォルヴィックが行っていた「1リッター for 10リッター」というキャンペーンも然り。
このキャンペーンは「あなたが1リッターのヴォルヴィックを購入すると、アフリカのマリの国にきれいな水が10リッター届きますよ」と、生活者の倫理観に訴えた販売方法です。こうして消費に結びつくのがエシカル消費。
このエシカル消費が花にも広がっています。「One of Loveプロジェクト」と呼ばれるものです。
このプロジェクトは、タレントの夏木マリさんの呼び掛けにより、音楽とバラで、途上国の子供たちの教育環境、そしてその母親でもある働く女性たちの雇用向上を目指す支援活動です。
毎月21日を「マリルージュの日」と制定し、この日には夏木マリさんが、「マリルージュ」という赤バラを生花店のリベルテ様の店頭で一緒に販売をします。その利益は、途上国の子供たちの支援のために寄付されるという仕組みになっています。
現在は赤バラのみのスタートですが、近い将来白バラ、その他の色、あるいはほかの品目まで様々に展開していくことを見込んでいます。また、夏木さんご自身も、全国の生花店様の中でマリルージュを扱ってくださる店舗を1軒でも増やしていきたいとおっしゃっています。