花研コーヒーブレイク
シンヤ探訪 里山へようこそ!~ミカンの町 攻略完了(後編)~
2016.01.09
風布(ふうぷ)分校と酒屋さんの間の坂を上ると山の斜面にみかん畑が見えてきます。
日当たりの良い斜面に10件のみかん園が並ぶ風布みかん山です。
坂道を登って行くと道沿いの蜜柑の木にもたくさんのみかんが実っています。
途中にあるみかん園からは良い香りが漂ってきます。何の香りでしょうか。
ありました! 物置小屋の隣に枇杷の木発見。香りはこの枇杷の花から漂ってくるものでした。
辺り一面にリバニラを思わせる甘い香りが充満しています。やっぱり枇杷の木にはバラックや物置小屋が似合います。
さらに坂道を登って行くと何やら赤い垣根のようなものが見えてきます。
ガードレールに沿って植えられたピラカンサの木です。ミカン狩りの季節は秋から冬にかけての時期ですので、ピラカンサの実もちょうど見頃を迎えます。
このピラカンサの垣根を過ぎると風布みかん山も頂上付近になります。
寄居の山々が見渡せる頂上付近で面白い光景に出会いました。
なんとガードレールにたくさんの大根が括り付けられています。
近くにいたお爺さんに伺ったところ、たくあんを作るために干しているそうです。農家などで干し柿が吊る下げられているところはよく目にしますが、ガードレールで大根を干している光景は初めて見ました。
帰りにみかんを買ったみかん園さんで風布名物の巨大な「おばけ柚子」を頂きました。
グレープフルーツよりも大きい柚子ですが主に観賞用として利用します。お風呂に入れたり、ジャムも作れるそうです。
今回の風布みかん山では手作りの鳥避けや、干し大根といった昔から変わらない田舎ならではの営みに出会えました。