花研コーヒーブレイク
神々の眠る熊野
2010.08.16
スピリチュアルプランツ“ナギ”の生産者尾屋さんを訪ねた続きです。
今回は強行出張で、広い和歌山を移動するのに、あっちとこっちとタイトな時間で予定を入れざるを得なかったため、熊野古道や熊野速玉大社に行くことはできませんでした。(ノд・。) グスン
しかし、レンタカーで移動しながら、窓越しに見る熊野のスピリチュアルな景色を堪能致しました。
このような緑に尽くされた一面の景色を見ていると、“遠い昔、日本ができたときにスサノオノミコトが子供の神様と一緒に空からやってきて、たくさんの植物の種を日本中に捲いて行った”・・・という日本神話も納得がいくように思えてきます。
目に鮮やかな緑を見ているうちに、心の支え(つかえ)がすーーーーっと消えていくような、説明が難しいのですがとても不思議な気分になりました。
緑の中に暫し身を置いて、水の流れる音を聞きつつ、ボーっとしたかったのですが、今回の予定にそんな余裕はナシ!
それでもひたすら緑を見ているだけで、何かスピリチュアルなものを感じることができたのですが、それはやはり昔の人も同様で、ここ熊野を日本の神々のメッカとして位置付け、後白河上皇や後鳥羽上皇が幾度となく熊野御行を行ったというのも、得心がいくような気がします。そう、熊野は豊かな自然に恵まれた八百万の神が眠る聖地なのです。
この熊野は、2000年「熊野参詣道」として国の史跡に指定され、また2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されています。それ以来、老若男女を問わず熊野参詣がブームになり、心の英気を満たしに多くの人が訪れます。
個人的には、和歌山はプライベートでもっとゆっくり訪れたい国内スポットナンバーワンです。
和歌山は日常の喧噪を離れ、失いかけた心を取り戻させてくれるような優しいスポットと、1日中飽きさせない参加型の元気スポットでいっぱいです。温泉も豊富で、中でも龍神温泉は日本三大美人の湯の一つに名を連ねています。良いお魚ちゃんもたくさん釣れるでしょう。皆さんも国内旅行を考えたときはぜひ和歌山を検討してみてはいかがでしょうか。