花研コーヒーブレイク
月の満ち欠けと花の消費の関係
2015.11.13
先月、満月の前の日(10月26日)に大田市場に買い出しにいらしたお客様に、
「満月だから忙しくなってきたよ!」
と声をかけられました。急いでいらっしゃいましたので、詳しくお伺いできなかったのですが、満月によって人の心理に何らかの影響が及び、消費が変わってくることがあるのでしょうか。
それとも、ご商売さている方ご自身の心理に及ぶ影響で、忙しいと感じるのでしょうか。
花は季節指数、物日指数が高い品目なので、売れるタイミングというのははっきりしています。例えば、花の消費に影響するファクターとして、お盆・お彼岸・母の日・年末年始などの物日、天気、選挙や大きなお祝い事の有無、花のヘビーユーザーさんである60-70代の主な収入となる年金の支給日など。もちろん店舗業態、お客様層によっても考慮するファクターは異なってきます。しかし、本来売れる要素による影響が大きく、月の満ち欠けによる微細な影響を検証していくのは少々難しいように思います。
しかし、もしそれが本当に分かったら大変興味深い内容です。月の満ち欠けと花の消費の関係は、どこまでいっても都市伝説の域を出ないかもしれませんが、それがまた空想に満ちていて面白いですね。
次回満月は11月26日。直前になりましたら、その買参人さんに様子を伺ってみたいと思います。
ちなみに、こちらは都市伝説でしょうか、あちこちのネットに新月から満月に向けてのタイミングで愛の告白やプロポーズをするとよいとあるのを見かけます。西洋占星術が元になっているようなので、つまり「占い」によるものですね。
しかし、占いではなく実際のアンケート調査によって男性が女性に愛の告白やプロポーズをするときに花を一緒に渡すと「女性の84%が花をもらうと“相手を好きになる”、“見直す”、“嬉しい”」と感じることがわかっています。成功率が高くなりそうですね。
ふむ。とすると、新月から満月への期間に花を贈りつつ告白をすれば成功の確率が上がるかもしれませんね!?