花研コーヒーブレイク
スイス・バーゼル インドアテニス大会・・・・・の花
2015.11.02
昨日はスイスのバーゼルという所(ドイツとフランスの国境付近)でテニスのATPツアー大会の決勝戦がありました。対戦カードは世界ランク2位のロジャー・フェデラーと7位のラファエル・ナダル。
この大会の準決勝でラファエル・ナダルがフランスのガスケ選手を破ったために、錦織選手がATPファイナルツアー(トップ8の選手だけが出られるATPの年間最後の大会)への出場権を手にしたのですから、ガスケちゃんには悪いけどナダルでかした!という感じです。
しかし、バーゼルと言えばフェデラーのお膝元(故郷)です。そこでの決勝戦ですからナダルにとっては完全にAWAYな状況です。この状況を例えると、錦織選手が出身地の島根県でATPツアーがあるとして(仮定)、そこで決勝戦に臨むようなものですから、相当な凱旋決戦ですね。優勝すれば故郷へのBIGなお土産となります。
ま、ゲームの詳細はまた別の機会にと思いますが、何が言いたかったかというと、この決勝戦で使われた花についてです。
インドアコートで太陽が差さず、ブルーのハードコートに両選手もブルー系のウェアで、全体的に沈みがちな雰囲気。
そこに会場を明るくするものがありました。
この流れからいけば、もうお分かりですネ(笑)
そう、花です。
コートの側面にオレンジ系のスプレーマム(菊)が生け込んでありました。
↓ご覧になれますか?“SWISS”の文字の上にある赤い菊。
スイスの主な花き生産品目は、クリスマスツリーや観葉植物など。切り花も少量生産していますがいずれも盛んではなく、多くは輸入しています。国内生産量も年々減少しています。
表彰式のセレモニーブーケはサーモンピンク色の何とも上品なバラの花束。贈呈はされていなかったように思いますが、決勝にふさわしい両者の検討を称えるかのごとく、両脇にブーケを持った二人のお嬢様が立っていらっしゃいました。これこそまさに「花を添える」ですね。
これらのバラも恐らくオランダの市場経由で輸入しているものと推測します。
テニスのセレモニーに使われるブーケを見ているだけでも、その国の花事情を見ることができるので、おもしろいですね。ちなみにこちらは、先月行われた上海マスターズのセレモニーの花。この大会はジョコビッチ選手が優勝しました。(写真左の選手)
赤いバラをタテラインに組むスタイルで、北京五輪のビクトリーブーケを思い出します。
で、バーゼルの決勝はどちらが勝ったかというと、表彰式の画像からも察しが付くと思いますが、大きな優勝カップを持っているフェデラー様です。フェデラーを小さいころから見ているご近所のおばちゃまとか同級生のみなさまとか、嬉しかったでしょうね~^^
ちなみに(上位8選手で行われる)ATPツアーファイナルは11月15日から始まります。錦織選手も、もちろんフェデラー様もナダル様も出場します。錦織選手にはぜひ体調を万全に整えていただき、また日本を熱くしていただきたいと思います。