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『のんのんびより りぴーと』聖地巡礼 ~秩父編~ シンヤワールドへようこそ

2015.10.24

9月に最終回を迎えたテレビアニメ「のんのんびより りぴーと」。

今回はファンの間で話題となった埼玉県秩父市浦山口の湧き水を探しに行きました。
埼玉県の羽生と三峰口を結ぶ秩父鉄道に乗り、秩父の町並みを見るためまずは「おはなばたけ駅」で下車。秩父市内にある羊山公園では春の芝桜が有名なことからおはなばたけ駅は「芝桜駅」とも呼ばれています。

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おはなばたけ駅で写真を撮っていると、なんとそこにSLパレオエクスプレスがやってきました。

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これは、かつて東北地方などの旧国鉄で活躍したSLです。昭和47年に現役引退したものの、さいたま博覧会(昭和63年熊谷市で開催)に合わせ「SL運行を!」との声があがり、その大役にこのSLが抜擢されました。昭和62年に復活、昭和63年に秩父路のSLパレオエクスプレスとして誕生したというものです。

SLパレオエクスプレスについてはこちら。

偶然にも私が乗った電車の後にこれが走ってきました。惜しくも乗れなかったのですが、出合えただけでもラッキーでした。

おはなばたけ駅から秩父鉄道の秩父駅方面へ歩いていくと商店街の中に古い町並みが見えてきます。青い空と古い街灯が昔の建物によく似合い、まるで昭和を舞台にした映画に登場しそうな光景です。昭和の面影が残る洋食店「パリー食堂」は国の登録有形文化財に指定されています。

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そして秩父に来たらぜひ立ち寄りたい場所が「秩父神社」です。

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秩父神社内には「つなぎの龍」と呼ばれる有名な彫刻がありますが、ちょうどその手前ではスピリチュアルな木として知られるナギの木を見ることができます。

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秩父駅から再度秩父鉄道に乗り、いざ湧き水のある「浦山口駅」へ。駅を出て徒歩5分かからない程の場所に、湧き水の汲み場。

DSCN0640DSCN0659浦山口は秩父のおいしい水としても知られる名水「不動名水」があることでも知られ、休日にはポリタンクで水を汲みに訪れる方もたくさんいらっしゃいます。

 

不動名水の周りには、次のような秋の花々が咲いていました。

◆イヌタデ タデ科 花言葉 「貴方のために役立ちたい」

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古くから「アカマンマ」の名で親しまれているタデの代表種。たくさん咲いていると、やさしいピンク色の穂が花火のようにも見えて素敵です。比較的開花期が長いため、場所によっては夏場でも見ることができます。

◆ミゾソバ タデ科 花言葉 「純情」

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透明感のある花色とコンペイトウのような花の形がとても可愛いタデの仲間です。
河原等の水辺を好み、場所によっては群生するため比較的多くの水辺で見ることができます。
「あの花」風に牛乳瓶に活けると本当に可愛いオブジェになります。

◆ミズヒキ タデ科 花言葉 「喜び」 「寿」

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ミズヒキソウの名でも知られ、山地に多く見られるタデの一種です。
名前の由来は、花穂が儀礼袋に付いているミズヒキに似ていることから。花穂は光の加減により赤く輝き、線香花火のようにも見えます。タデ科植物の中でも切花として利用されることが多く、さまざまなアレンジメントの脇役として使われています。

先述のイヌタデやミゾソバ、あるいはママコノシリヌグイ等のタデ科植物は雑草として平地でもよく見かけますが、野生のミズヒキはある程度山地に行かなければ見ることができません。

◆キンミズヒキ バラ科 花言葉 「感謝の気持ち」

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黄色い穂が特徴のバラ科の植物。ミズヒキと付きますが、先述のミズヒキソウとは全く別の植物です。このキンミズヒキもミズヒキソウと同じ時期に切花として出回りますが、平地ではあまり見ることはありません。

◆クサノオウ ケシ科 花言葉 「思い出」 「私を見つけて」

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鮮やかな黄色い花を咲かせるケシ科の植物です。
綺麗な花姿や可愛い花言葉とはうらはらに毒があり、葉や茎を傷つけると黄色い液体が出てきます。
この液体に皮膚が触れるとかぶれることがあるので、注意したいところです。
アニメの世界では聖地巡礼で話題の秩父ですが、秋の草花が見頃を迎えています。秩父地方を訪れた際は、ぜひ身近な花々にも注目してみてください。

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