花研コーヒーブレイク
ハロウィンのトリビア
2015.10.09
ハロウィンといえばいつもついて回る野菜はカボチャですが、実はそもそもカボチャではなかったってご存知でしたか?
某所のK所長が「柿」だった!と折りに付け話題にしては、うぶな仔羊であるアタクシたちを洗脳しようとしているのです。
柿ですか・・・!?ホント?
ま、カボチャとサイズこそ違うものの、色や形も似ていないこともないかな。
う~ん、でも柿ってヨーロッパでそんなに栽培しているものでしょうか。ヨーロッパ発のおとぎ話を見ても、柿が登場するシーンなど、ほとんど見たことありません。
また、くり抜くにしても、ちょっと小さすぎて難しいのではないでしょうか。
どうしてもその情報あやしぃ(-_-)と思い、仔羊なりに調べてみたところ、カキではなく、なんと・・・
カブでした。
惜しい!一字違い!≧(´▽`)≦
こっちならなんとなく納得。ウンウン(゚ー゚)(。_。)
ハロウィンといえば、発祥はケルト文化。10月31日がケルト人にとって1年の終わりで夏の終わりも意味します。
11月1日からは冬の始まり。この時死者やご先祖様が訪ねてくるという、日本のお盆のような思想があるのですが、魔女や悪い精霊も一緒に出てくるため、魔除けの意味で仮装をしたのです。
その魔除けの一つとしてカブをくり抜き、中にキャンドルを立てて、“Trick or treat!?” (お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ!)と言いながら、ご近所様を回ってお菓子をもらって歩いたと聞いています。
カボチャが使われるようになったのは、ハロウィン文化がアメリカ大陸に渡ってから。
それまではカブが使われていたのです。とりわけスコットランドでは、ルタガバ、別名スウェーデンカブとも呼ばれる根菜が使われていたのだとか。
なるほど、元々はカブだったなんてね。
カボチャにとって代わってからは、ちょうど収穫期でもあることや、収穫祭とも重なり豊作のシンボリックな存在として定着したのも理解できますね。色も季節の秋色で、形・サイズともにバラエティにも富み、ハロウィンを盛り上げるあらゆる要素を持っているような気がします。
花き業界にとっても、カブよりはカボチャでよかった、というところでしょうか。