枝物のデータを調べるなら「ここほれわんわん」

2024.05.07

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

最近注目を浴びている枝物。季節感を演出する点で需要が高く、生産シェアも伸びています。

最新の農林水産省の花き作況調査(2022年)によると、切枝(枝物)のシェアは切花出荷量のうちキク類に次ぐ第2位の6.4%。

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(フラワービジネスノート2024より)

 

枝物は、次々と生産者都合を考えずに次々と開花してくる花物と違い、花を付けない枝物であれば、比較的生産者さんご自身の都合を考慮して収穫できるので、息の長い生産品目として注目されています。

 

実際のところ、弊社の花情報提供サービス「ここほれわんわん」についてのお問い合わせでも、とりわけ最近は枝物のデータについて調べていらっしゃる方が多いことから、枝物に注目が集まっていることがわかります。「枝物」と一口に言ってもそこに含まれる品目品種は限りがありません。手前みそですみませんが、恐らくは枝物取引データについて「ここほれわんわん」ほど詳しく調べられるサービス機能はそう多くないと思います。

 

 

はい、そこで今回はここほれわんわん活用塾として、枝物の取引データの調べ方をご紹介します。

ここほれわんわんを使えば、どのような品種がどの時期に何本、いくらで流通しているのかを一度に調べることができるのです。

 

 

まずは、わんわんにログインしたら、トップページの大田花き市況メニューの中から【品目別実績】をクリック。

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今回は検索期間を2023年4月~2024年3月、切鉢を【切】、大分類を【枝物葉物類】に設定し、検索します。

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検索期間中の取扱本数、金額、単価が表示されます。エダモノの品種をクリックします。

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最初の画面では本数順に枝物の品種が並んでいますが、単価をクリックすると、単価の高い順に品種が表示されます。

また、下の図は注文、相対、セリを合わせたときのデータが表示されていますが、左上の【表示】の注文などをクリックすると、それぞれのデータを見ることができます。

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これだけで簡単に品種や流通本数、単価を調べることができるのです。

 

もう少し細かく、月別に品種の出荷量や単価を知りたい場合もあると思います。

その時はトップページに戻り【品目品種 月別販売種別】をクリック。

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検索するとまず出てくるのは枝物葉物類別の取扱本数や金額、単価に加えて品種数。設定期間中(今回は先述の通り2023年4月から2024年3月)に大田花きに流通している枝物は数量にして約800万本、単純計算で単価は114円、品種数は620あることがわかります。

青字の「エダモノ」をクリックします。

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すると、エダモノの枝物全体の月別の本数や金額、単価を、セリ、相対、注文という販売種別ごとに確認することができます。

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品種検索まで一瞬寄り道しますが、上の表をCSVダウンロードし、エクセルで本数と単価のグラフを作ってみると、次のようになりました。

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1月から3月に注目すると、取扱本数は年間の中で少ない時期で品薄傾向にあったのか、単価が比較的高いことが分かります。

 

品種検索の話に戻りますと、この1-3月に流通していて単価の高い品種は何でしょうか。

期間を2024年1-3月に設定し直し、【品種月別】をクリックします。すると今度は品種別、月別に本数、金額、単価を一気に調べることができるのです。

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この表をCSVダウンロードし、エクセルで加工すると2024年の1-3月の枝物品種別ランキングを作ることもできます。

今回は例えば、単価の高い順に並べ替えてみました。

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当該期間において最も単価が高かったのはナラでした。どのような出荷形態だったのか。ここから先はわんわんデータではわかりませんので、大田花きの担当者に聞いていただく必要があります。2位のピエリスとはアセビのこと、8位と9位の「P」とはペッパーベリー(輸入)のことです。

 

このように検索していくことで、時期別に単価や本数を見て導入する品種を検討することができます。時期によって流通本数が少ない品種を探してみたり、単価が高い品種を調べてみたりすることで、生産のヒントを得ることができるのではないでしょうか。

 

また、ここほれわんわんのトップページにある【花カレンダー】は、販売のヒントとなる「今日は何の日」付きカレンダー、消費や輸出入に関する分析、耳寄りなトピックスなどをまとめ毎月更新しています。

4月からは分析内容をNEWバージョンに更新し、品種の成長分析をしています。きっと皆様の業務に役立つ情報があるかと思いますので、ご都合の許すときに覗いてみてください。

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ここほれわんわんは2週間お試し無料です。ぜひお気軽にご利用くださいませ。

 

お試しはこちらから(お試しの際は、CSVダウンロードできませんので、あしからずご了承ください)。

 

それではみなさまごきげんよう。

「ここほれわんわん」活用塾第8弾 ~キンモクセイの取引動向を知る~

2023.10.19

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

最近キンモクセイが開花して、あちらこちらで良い香りが漂っています。その香りはここ数年話題になっていますね。キンモクセイといえば、昔はお手洗いの消臭剤の香りの代名詞的な存在でしたが、現在はキンモクセイの香りのシャンプーやトリートメント、香水やヘアオイルなども人気のようです。某量販店では、店頭に大きくキンモクセイの特設コーナーがあったりと、キンモクセイの香りブームの浸透を感じます。

 

ところで、キンモクセイの香りは人気ですが、生花としての取引動向はどうなのでしょうか。当社がご提供しております花きデータベースサービス「ここほれわんわん」活用塾第8弾では、香りが大人気の枝ものキンモクセイの動向について調べてみたいと思います。

 

まずは、ここほれわんわんのトップページ大田花き市況メニューの「品目・品種・月別販売種別」をクリックします。

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続いて、期間を指定し、【切・鉢】を「切」、【大分類】をキンモクセイはエダモノの取引コードに含まれているので、「枝物葉物類」に設定します。

そして検索をクリックすると、枝物・葉物類に分類されている品目が出てくるので、「エダモノ」をクリックします。

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最初は赤文字の「品目月別」で表記されています。この時点ではエダモノというざっくりとした品目としての表記なので、さらに枝物を分解して細かく見たいときは、隣の「品種月別」をクリックします。

※表示件数が多いと表示されるまでに時間がかかる場合があります。キンモクセイのようにだいたい取引の機関がわかる場合は、焦点を当てて短めの期間を指定することをお勧めします。

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エダモノの品種別、かつ月別の取扱本数、金額、単価が表示されました。

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すると今度は多すぎて、どこにキンモクセイがあるのか探すのすら大変なので、Ctrl+Fの検索機能を使い「キンモクセイ」を探していただくと、秒でキンモクセイの行までジャンプします。

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CSVファイルをダウンロードして、エクセルデータで検索することもできます。

つまりすごく簡単に、枝物商品の取引詳細が分かるというわけです。数量は多くないものの、10月のシーズン以外に5月や8月から1月まで流通があることが分かります。恐らく、何かしらの注文があったの思いますが、キンモクセイの需要があったことが読み取れます。

 

この機能を使ってグラフを作成し、例えば2022年と2019年とを比較すると、流通時期が拡大していることが分かります。

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そこで、今度は年間で取引がどのように推移しているか確認してみましょう。

ここほれわんわんトップページの「品目別実績」から同じようにエダモノの中のキンモクセイを選び、1年ずつ拾っていきます。すると、2022年は2019年対比で数量は1.3倍、単価は実に約7倍(153円→1,123円)の伸びを示していることが分かります。

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この数字はあらゆる消費財の商品開発でキンモクセイの香りが人気であることと何か関係があるのでしょうか。あるのかもしれない。いや、あるに違いないと確信。

流通期の拡大と合わせ、注文も増えたでしょうし、荷姿や出荷形態も多様化したのではないかと仮説を立てることができます。これからも数量は伸びそうな気配が感じられます。きっとマーケットは更なるキンモクセイのご出荷を渇望することでしょう。

このように最近気になる花の動向を探ってみると、販売や生産のきっかけになるかもしれません。

 

まずは無料で2週間お試しください。

過去のここほれわんわん活用塾はこちらから

 

それではみなさんごきげんよう。

 

『フラワービジネスノート2024』はこちら。

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【ここほれわんわん活用塾★第7弾】こっそり見つけた潜在トレンド!気になる品目の直近5年の動向を知りたい~!

2023.08.30

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

今日は、久しぶりに【ここほれわんわん活用塾】第7弾開講します。

「潜在的なトレンドを私だけが見つける!気になる品目の直近5年の流通動向を調べる」方法をご紹介します。

今回は、気になる品目を「丁字草(チョウジソウ)」に設定しました。丁字草は東アジア、北アメリカを原産地としたキョウチクトウ科の多年草。多くは葉物として流通し、「丁」の字を思わせるその細葉が近年人気のアイテムです。

 

基本的な取引量や金額は、トップ画面「大田花き市況メニュー」の一番上にある「品目別実績」で確認することができます。

これをクリック。

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続いて調べたい期間を入力し、分類を選択します。今回はひとまず2022年8月に期間を設定。切(切花)の草花類を選択し、検索をクリックします。

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ここで草花類を選択するのはより早く丁字草にたどり着くためです。「指定なし」でも構いませんが、ほかの大品目の波に飲み込まれてすぐに「丁字草」という品目名を見つけることはできません。

 

先日の小欄でユーパトリウムについて言及がありましたが、ユーパトリウムなど年間取引金額がそれほど大きくないものは、大田花きの取引上は「その他の草花」としてまとめられています。そこでまずは丁字草も「その他の草花」にまとめられているのではないかとあたりを付けてアプローチするのです。

流通上、草花として分類されているものだけが、取り扱い本数順このように出てきます。(ちなみに「コード」、「名称」、「本数」、「金額」、「単価」など青字をクリックするとそれぞれの順番に並び替えができます)

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その他の草花の隣の「品種」をクリックしますと「草花具体的にどのような品目が「その他の草花」に分類されているのかも知ることができます。

 

例えば「2022年8月~2022年8月」と1か月を指定した場合、「その他の草花」に分類されている品種は以下の通り表示されます。

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詳細は目隠ししますが、スモークグラスやオミナエシ、利休草などが上位にランクインしています。

原則1ページに20品目表示されますが、このページにはお目当ての丁字草はないようです。

 

そこで、ページの右肩にある表示件数の「2」をクリックして次のページに進むと、丁字草発見!

2022年の8月の取扱本数は1,1330本。本数金額単価を確認することができます。

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さらにはCSVダウンロードをクリックすると、データをダウンロードできますし、さらには「丁字草」という青字部分をクリックすると、前年対比を確認することができます↓

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さらにはこの画面から、上中下旬の「旬別」、及び「県別」をクリックすると指定した期間に何県から出荷あるかも、「本数」「金額」「単価」「前年対比」をご確認いただくことができます。

 

それでは、いよいよ過去5年の動向を調べていきましょう。

この場面のまま、上部にある「検索期間」を変えていくと、最大5年分のデータを取ることができます。2023年現在から遡れるデータは2019年までですが、このページをご利用いただくと「前年」データも表示されますので2018年のデータもとることができます

 

このようにして、2019~2022年までの8月限定の丁字草の取扱数量と平均単価をCSVダウンロードし、以下のようにグラフにしてみました。

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すると2018年と2019年には大田花きにおいて取引はなく、2020年から取引が始まりその後はどかーん!と増加していることが分かります。

これだけ増えたは何県からの出荷が増えたのかを「県別」をクリックして分析していただくことも可能です。

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このように表示されますので、この期間においては既存の産地山形県が少し伸ばしたのと、前年対比のデータのない群馬県は新規で作付けして2022年から出荷を始めたこと、また長野県も1,056%の伸びですから、10倍ほど出荷を伸ばしたことがわかります。

う~ん、なんて便利なんだ。

 

このようにと利用いただくと、気になる品目の動向を調べてみると流行の兆しが分かるかもしれません。「私だけが見つけた潜在トレンドの芽」をチェックしていただくことができます。

 

ここほれわんわん活用塾第7弾でした。

 

また、ここほれわんわんの使い方などに関する過去の情報はこちらのブログからご確認ください

↓↓↓

ここほれわんわん | 株式会社大田花き花の生活研究所 (otalab.co.jp)

 

是非みなさまのお取引の強い味方として、ここほれわんわんをご活用いただけますと幸いです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

『フラワービジネスノート2024』は9月1日発売です。

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「ここほれわんわん」サイト内 花研カレンダー4月-5月号掲載!

2020.04.11

こんにちは。花研です^^

 

弊社が運営する花情報提供サイト「ここほれわんわん」の会員のみなさまにお知らせです。

システム上の問題により、「ここほれわんわん」のトップページのお知らせ、及び「花研カレンダー」コーナーをしばらく更新できずにおります。会員の皆様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。(それ以外のメインメニューである市況や統計に関するデータはすべて通常通りご覧いただけます)

 

つきましては、以下に花研カレンダーの4月、5月を掲載させていただきました旨、ご案内申し上げます。それぞれのカレンダー部分をクリックしてご覧くださいませ(それぞれPDF3枚)。

 

花研カレンダー【2020年4月号】

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花研カレンダー【2020年5月号】

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花研カレンダーは2020年4月号より、3枚目のフォーマットをフルモデルチェンジいたしました★

<3枚目の掲載事項(4月を例に)>

  • 1年前の4月の日別天気・平均気温・平年値との比較アップダウン一覧
  • 切花と園芸用植物の日別支出金額について前年比較アップダウン一覧
  • 葬儀婚礼の取扱件数2018年、2019年
  • 切花・園芸用植物支出金額 2018年、2019年
  • 2019年4月の大田花き切花単価推移(販売日ごと、季節商材・周年商材・総計)
  • 2020年4月の天気予報 気象庁発表のデータを元に、端的にまとめています。
  • いま注目のキーワード これを知らずして、世間のトレンドに乗ることはできないかも?
  • コラム「4月の需要を紐解く」

などを掲載しています。どれもきっとお役に立てていただける情報と思います!

 

このページにに掲載しているカレンダーに限っては、会員さまでなくても閲覧可能です。

 

 

それではみなさま、ご自愛の上、健やかにお過ごしくださいませ。

ここほれわんわん活用塾第6弾!~商品の流通期間を調べる~

2019.07.17

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

7月も半ば、すっかりヒマワリのハイシーズンです。ヒマワリは夏を象徴する花のひとつですが、実は一年中流通があります。しかし、多くの方は流通期間は5月から9月頃までと捉えていらっしゃるのではないでしょうか。

 

実際には、夏以外にも撮影やフェアなどでヒマワリを使いたいなんてことも。

どのような品種がどのくらい流通しているのか、はたして仕入れることはできるのか、その可能性を探るために、そこでここほれわんわんが役立ちます。

 

ここほれわんわんのトップメニューの「大田花き市況メニュー」「品目別実績メニュー」から、検索期間を12か月、切鉢区分をに大分類を草花類にして検索してみてください。

 

◇品目別実績メニューの結果

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すると、このような画面が表示されます。月別に前年対比で取引結果が表示されます。

表の上に「県別」というのがあり、ヒマワリの出荷、取引結果が県別(且つ月別)に表示されますので(実はこのページもかなりチェックマスト情報!)こちらもおオススメですが、本日のテーマに基づき、今はここに進まず一番下のCSVダウンロード画面に進みます。

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ダウンロードしたデータから出荷量と単価をグラフにしてみました。(めちゃくちゃカンタン!)

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↑ざっとなので細かいところは手を入れていませんが・・・いずれにしても何月から何月まで出荷があって、単価がどのくらいでという情報を簡単に可視化して共有することができるのです。

12月から2月までは少量ですが流通があり、単価も比較的安定していることがわかります。また、ヒマワリは旬の時期でも価格のぶれが少ない品目であることもわかりますね。

更には、ここで先ほどの県別をクリックしていただくと、出荷量の少ない12-2月の間に何県から出荷され、どのあたりの県が潤沢か、なんてこともわかってしまいます。ヒマワリを使う時は注文しやすいですね。

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■閑話休題■

*検索に入る前に、ちょっとした利用のコツをお伝えします。

検索期間や大分類を設定してから検索ボタンをクリックすると、それだけデータを絞り込んでいるので計算結果を得られるまでの時間が短くて済みます。

 

ここほれわんわん活用塾第6弾、いかがでしたでしょうか。

この機能を使えば、生産側からすると出荷の穴が見えますし、買参側からすればいつが入手可能でいつが困難か、実際のデータに基づき判断していただくことができます。

ぜひ活用してみてください。

 

 

最後に、会員のみなさまで、

「ぼかぁ、こんな使い方をいているんだぜぃ。使いこなしているだろ。君はこの使い方を知っていたかい?」

なーんていうご意見がございましたら、お気軽にお便りいただけると幸いです^^

hanaken@otalab.co.jp

「ここほれわんわん活用塾」宛て、「使い方自慢」としてメールをお送りくださいませ。

 

ここほれわんわんのご利用はこちら

 

それではみなさま、ごきげんよう

ここほれわんわん活用塾 第5弾! ~詳細検索窓を使いこなす~

2019.07.10

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

本日はここほれわんわん活用塾第5弾!として、もしかしたら、さすがのヘビーユーザーさんでも意外と使っていらっしゃらないかもしれない「詳細検索」機能についてご紹介したいと思います。

 

いくつかの品目では、「切鉢」「大分類(品目の大きなグルーピング)」に加え、さらに詳細分類が役立つケースがあります。例えばガーベラです。ガーベラは花弁が同じ色でも芯が白い品種、黒い品種で嗜好が分かれます。このような商品に対応するため、芯の色別の分類があり、それぞれにデータを確認できます。試してみましょう。

 

まず、ここほれわんわんのトップメニューから「大田花き市況メニュー」→「品目別実績」を選択してください。

いつも条件を選択する分類の右下、青字の「色などの詳細な検索条件変更はこちら」をクリックしてください。すると、「品目別実績:詳細条件指定」というポップアップ窓が出てきます。これが詳細条件を入力する画面です。

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更に色の小窓をクリックして条件を指定する様子です。芯白、芯黒などを色別に細かく選べることがわかります。下の方まで選択肢を見ていくと、複色や複色芯黒などの項目もあります。(ここに示すPはピンク、Gはグリーン、Rはレッド、Vは紫色です)

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こちらは、草花分類の品目から、「黄 芯黒」の条件を選択した結果です。ヒマワリとガーベラがヒットしました。

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ここからさらにガーベラの横にある「品種」をクリックしていただくと、ガーベラの中でも黄色で芯黒の品種だけがリストアップされ、表記されます。さらには青字の品種名の部分をクリックすると、その品種の月別取引データ(対象期間、及び前年)が表記されます。これらのデータはCSVファイルにダウンロードすることも可能です。う~ん、なんて便利なんだ。

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詳細検索では、目当ての条件を一気に絞り込むので、ある程度その品目の全体傾向を「品目実績」などで把握した上で、仮説をもってお使いいただくとさらに効果的に使えるでしょう。

 

また、この「詳細検索」には「種別」というものがあります。これは、商品を花の色ではなく種類で分けたものです。種類とは、花型もしくは八重や一重、大輪フリンジという分類をさします。

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実際に活用できる品目は、SPマム、ダリア、バラ、トルコギキョウなど、品種数が多く花型が多様なもの。例えば、同じダリアやトルコギキョウでも、色が同じであっても花型、咲き方が異なれば用途が異なるため、引き合いも変わってきますし、トレンド感も異なります。ダリアなら、いまデコラ咲きなのかポンポン咲きなのか、トルコギキョウなら、一重なのか八重なのか、それぞれに確認することができます。

検索する方も、ある程度その品目や品種の知識が必要となります。まずは興味のある項目からでも試していただき、どのようなデータが収集できるのか、実感いただければと思います。ぜひご活用ください。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

ここほれわんわん活用塾 第4弾!

2019.05.29

こんばんは。ボンソワール桐生のふりをしてブログを書いているボンジュール内藤です。

あー、ネタバレ。※ネタ元はボンソワールです。

 

ここ数日真夏日のような気温となりましたが、今日は一転して雨。沖縄では梅雨入りしましたから、本州でもぼちぼち梅雨が始まるでしょう。そんな折、花き商材では涼しげな青い花や季節のアジサイの入荷が増えて参りました。

 

そこで、アジサイの流通を例にとり、ここほれわんわん活用塾開催第4弾です。

アジサイといえば日本のものというイメージがありますが、切花であれば輸入品もあります。国産と輸入の流通実態はどうなっているのか、みてみたいと思います。

利用するメニューは 「国産輸入比較」です。2018年1月から12月、切鉢は「切」から大分類は「枝物類」を選択しました。尚、分類がわからない場合には「全て」を選択しても問題ありません。

 

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すると、品目ごとに国産と輸入別に集計データが画面に表示されます。ここでは、「名称」の項目が赤字になっていますが、これは集計結果を品目名五十音順に並べ直したためです。通常は品目ごとに数量の多い順に並びますが、品目コード順(番号が若い順)、本数順、品目内シェア順、単価順など、それぞれに並び替えることができますので、表示件数が多くて見つけにくい時などは、並び替え機能を活用されることをお勧めします。

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更に、名称「アジサイ」をクリックすると出荷元の国別にランキングされた結果が表示されます。

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数量(本数)でいけば、出荷国は日本(つまり国産)が最も多く66.7%のシェアということが赤ります。つまり7割くらいは国産。切花全体に対する輸入品のシェアはだいたい数量ベースでおよそ2割ですから、やや輸入品が多いアイテムですね。

 

月別でみてみましょう。黄色い「月別実績へ」ボタンをクリックしてみましょう。

このように、月別、国別の実態が一目でわかります。国内生産&出荷ならどこにチャンスがあるのか検討材料になりますし、あるいは●月に仕入れるとしたら輸入品になるか、国産かなどはおよその見当がつくでしょう。

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これらのデータはCSVファイルでダウンロードで決まるのでグラフ化も容易、分析するのに重宝します。

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輸入品はコロンビア産を中心に安定して入荷、国産供給時期に関わらず、市場ニーズに合わせて周年入荷していることがわかります。これらは業務需要(婚礼や婚礼のフェア、法人の装飾など)であり、10、11月の婚礼の時期とフェアのある2、3月なども需要が大きくなるということです。

 

上記のグラフに単価のデータを織り交ぜて、買参人さんなら仕入れの参考に、生産者さんなら国内での冬場生産のコスト分析との対比にも使うことができるでしょう。

旬のアジサイについてでした。

ぜひここほれわんわんをご活用くださいませ。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

ここほれわんわん活用塾 第3弾!「母の日明けバージョン」

2019.05.13

こんにちは。ボンジュール内藤です。

母の日の週末は生花店さまでどのようなものをご提案され、どのような商品が良く売れているのか、また人の混み具合などを拝見していました。

 

さて、母の日後はどの商品も取引が下火になるのか、ここほれわんわんで相場をみることができます。

ここほれわんわんにログイン後「大田花き市況メニュー」内に相場を眺める「セリランキング」というコーナーがあります。このコーナーでは、セリの取引において品目の数量順に表示されます。数量、金額、単価の点において、前回のセリ取引、及び1週間前のセリ取引を比べてアップしているかダウンしているかをわかりやすく矢印で示しています。

 

例えば、昨年の母の日は5月13日でした。その1週間前の5月7日月曜日のセリランキングを見るとこのように出ます。

本数順ですから、切花の中ではカーネーションが必然的に上位にきます。その直前のセリ、及び1週間前のセリ取引に対し本数・金額・単価ともに上がっていることがわかります。wanwan1

 

一方、母の日直後の月曜日5月14日月曜日のセリランキングをみると、品目の順位は通常パターンに入れ替わり、葉物やコギクが上位にきます。次のサンプルは2ページめですが、こちらをご覧いただくと、ラン類やショウブ、ダリア、デルフィニウム、カラー、グラジオラス、アンスリウム、ブバリア、オキシペタラムなどの取引が上向いています。

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そのほか、トルコギキョウやカンパニュラ、ヘリコニア、オリエンタルユリ、ネイティブ類、アリウム、LAユリなど初夏物はいいようです。

 

母の日が終わっても次々と季節を演出する旬のアイテムが登場していることがわかります。母の日明けの仕入れは初夏ものですね。

 

このように活用してみても役立ちますよ。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

ここほれわんわん活用塾!第2弾・・・くらい

2019.05.09

こんにちは。ボンジュール内藤です。

 

今日は久々に「ここほれわんわん活用塾」第2弾(正確には忘れましたが、そんな感じ)をご紹介しようと思います。

 

5月はシャクヤクが旬です。今回はシャクヤクを例に、わんわんを使ってデータ検索を紹介したいと思います。

まずは基本的なメニューから。

 

1. メニュー品目別実績から

トップページの「品目別実績」から、対象期間を2018年1月から12月、切鉢は「切」を指定し、検索してみます。

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すると、全ての切花が品目別、本数順に表示されます。シャクヤクは49番め(3ページめ)に表示されています。

これを見ると、シャクヤクは年間170万本の取引、平均単価70円であることがわかります。

品目コードや品目名の五十音順ばかりでなく、本数、金額、単価でも並べ替えができますので、それぞれの切り口からシャクヤクが切花取引全体の中でどの辺りに位置しているのかを確認することができます。

ちなみに、単価はラン類、LAユリ、カスミソウ、ストック、葉菖蒲などと同じくらいで取引されていることがわかります。

 

一方、さらに深くシャクヤクだけ探りたいという方もいらっしゃると思います。そのような方には、大田花き市況メニュー内の【品目・品種 月別販売種別】 がお勧めです。細かく表示される分、プログラムが重いのですが試してみてください。

例えば、同じように2018年1月から12月、「切」で指定します。でまず品目別にデータをとります。

シャクヤクをクリックしていただくと・・・

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月別に縦にデータが出てきます。

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ご覧いただくと、なるほど4月から6月にピークがあることがわかります。4月は相対価格は高いですが、セリとの価格差がありますね。旬の走りは欲しい人とそうでない人とに分かれるようです。

一方、5-6月はセリと相対の差が狭いですね。さらにこのデータを数年分とれば、およその傾向がわかりますので、出荷計画、仕入れ計画にそれぞれ生かすことができるというものです。

 

更に、表の左上にある「品種月別」(青字)を選択してみてください。今度は品種別が縦、横は月別に展開されます。

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CSVダウンロードを選択し、エクセルなどでも分析ができます。ダウンロードすればグラフ化できますから、分析も容易になるでしょう。

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試しにエッチドサーモンと麒麟丸の本数と単価でグラフを作りました。

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左が本数、右が単価です。

どちらも希少価値のある品種ですが、このように図示すると違いも容易に判断がつきますね。シャクヤク全体の山は5-6月ですが、品種によって(あるいはその年によっても)ピークは異なることがわかります。

 

いつもご覧になっているコーナーに加えて、こんなページもぜひご覧になってみてください。

 

それでは、みなさまごきげんよう。

「ここほれわんわん」活用講座

2019.04.23

こんばんは。花研ブロガー1号こと、ボンソワール桐生です。

 

本日は、弊社が提供する花き取引情報サービス「ここほれわんわん」の活用講座について。

例えば、こんな使い方ができるというご紹介です。

 

「令和」の出典に、「蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」という一文がありますが、ここで「蘭」が意味する花はフジバカマ(ユーパトリウム)という説がほぼ主力になっています。「 珮後の香を薫らす」というのは、フジバカマの葉を乾燥させた匂い袋のことだそう。令和元年を迎える今年、フジバカマの取引が増えそうですね。トレンドにも合っているように思います。

 

そこで、フジバカマの潜在ニーズや需要の高まりを見越して、いつ出荷があるのかを「ここほれわんわん」でご確認いただくことができます。

「大田花き市況メニュー」のうち、「入荷実績」というメニューで検索していただくと、出荷期は一目瞭然、7月から10月、旬は圧倒的に9月であるということがわかります。またシーズン以外はほぼ出荷がないということも同時にわかります。出荷県も表示されます。

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仕入れ、購入においては到達の容易さを月別に把握できますし、生産サイドからであれば他の地域が出荷できない時期に出荷のタイミングはないか、あるいはこれまでと違うタイミングで出荷できる作型開発や開花する種苗がないか探索をするなどの戦略立案に役立てていただくことができます。

 

ちなみに、昨日4月22日ここほれわんわん会員様特別情報として、輸入切花の本数・金額推移をまとめたものをサイト内に掲載いたしました。輸入切花全体の数量・金額推移(2014-2018年)に加え、キク、カーネーション、バラについては品目別に数量・金額推移を掲載しています。(月別/年別)

エクセルデータでご覧いただけます。

ここほれわんわんにログイン後、「わんわん会員様限定情報」をクリックしてご覧ください。

 

ここほれわんわんのサイトをご覧になったことのない方は、是非一度お試しいただけると幸いです。

ここほれわんわんのお試しはこちら【2週間無料!!】(1団体、個人につきお試しは1回まで)

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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