花研コーヒーブレイク
ガマの穂でこころぴょんぴょん・・・シンヤワールドへようこそ!
2015.09.03
夏も終わりに近づくとソーセージに似た茶色い穂の植物が出回ります。
先日は秋葉原の花屋さんでも見かけましたが、この植物はガマという植物で、主に池や沼などに生えています。
葉の形状と穂があることからイネ科と思われがちですが、ガマ科ガマ属の植物です。
花言葉は「従順」「慈愛」等。
このソーセージに似た穂の部分は、雄花が集まった姿でなかなか良い触り心地をしており、イ草(たたみの原料)のようななんだか懐かしい香りがします。
穂の触り心地と懐かしい匂い、これだけで「こころぴょんぴょん」(←心がウキウキすると同時に癒される様子を表現した言葉。アニメの世界のシンヤ語)してしまいますが、秋も深まってくるとソーセージのような穂から白い綿毛が溢れ出します。
この綿毛がウサギの毛のように柔らかく、このもふもふ感は「こころぴょんぴょん」そのものです。
日本の神話のイナバノシロウサギは傷を癒すためにガマの花粉をまとい、唱歌「大黒さま」の中ではこのもふもふの綿毛をまとったとされています。
まもなくお月見を迎えますが、ススキの穂とガマの穂の組み合わせもなかなか風情があります。
ガマの穂で身近に「こころぴょんぴょん」の様子をお楽しみください。
(む)