花研コーヒーブレイク
母の日の提案 もう一つの傾向
2015.04.15
母の日の提案傾向として、もう一つ気づいたことがあります。
コンビニの提案が年々グレードアップしてきていることです。商社のように、複数の一流生花店さんのイチオシ商品を取り扱っています。コンビニのブランド名で生花店さんたちに発表ステージを用意したイメージです。
4月13日の小欄の話ではありませんが、これもコンビニが業界ごとの境界線を溶かしているということになるのかもしれません。母の日に生花以外も取り扱うコンビニ各社。また一方で、生花専門店の商品がその店舗以外の小売チャネルでに広がることもボーダレス現象といえるでしょう。
思い返せば「セブンイレブン いい気分♪」「開いててよかった」とキャッチフレーズを謳っていた時代は、(例えば私にとって)田舎のオアシス的存在であり、純粋にコンビニエンス(便利さ)を売っているお店でした。そのころを思い返せば、競争時代を乗り越え、日本の消費に多大な影響力を与える存在に躍進しました。
これはやはり企業努力の結果にほかなりません。コンビニの消費者起点のマーケティングを見習いつつ、またうまく協業していきたいものです。