花研コーヒーブレイク
企業からの返信
2015.04.06
4月2日の小欄で、「危ないです」は日本語の誤用である旨を書かせていただきました。
よく電車のホームで「危ないですから、黄色い線の内側に下がって~」というのは違和感を感じると。
そこで思い切って、日本が世界に誇る超一流企業J●東日本様に投書してみたことをお伝えしました。そしてその時点では、まだJ●東日本様からご返信をいただいていないこともついでに。そーだよねー、花研手帳は持っていても鉄道手帳も持たずに市民づらすんなよなって話ですよ、くらいにいじけていました(笑)。嘘ですが。
・・・ところが!
ぬぁんと、4月3日にJ●東日本様から大変丁寧なご返信をいただいてしまったのです。そんらもう、デジタルなメールの文章でさえも超一流企業の後光が差すくらい素晴らしい文面ですよ。流石です。
ということで、ノーレスではなく、この上なく丁寧なご返信をいただきましたことを、ココであらためてご報告させていただきます。
そういえば、もう10年くらい前になるでしょうか、ストッキングのメーカー3社さまにリクエストを出したことがありました。
あるときデスクワークをしていると、日々鬼のように机の下で足を蚊に刺されたことがありましてね。蚊除けのストッキングを開発してくれませんかとお願いしたのです。3社の対応は面白いほどそれぞれに分かれました。まさに三社三様。以下、返信内容を簡単にご紹介します。
F社・・・以前、ゴルフプレーヤー用に蚊除けのストッキングを開発していたが、それほど売れなかったため今は販売していない。ちなみに、通常のストッキングの上から虫除けスプレーをかけたりや痒みどめなどを塗布したりすると、その成分でストッキングの繊維を傷める可能性があるので注意して。
G社・・・販売していない。
A社・・・(返信なし。10年経過した今に至っても。)
決して反応を見るためにメールを送ったわけではなく、本当に困ってリクエストしただけなのですが、意外にも面白いものを見ることができたと思っております。
F社の圧倒的に親切な対応には感激しました。しかも、今使っているストッキングにも虫除けや痒みどめなどが良くないから気を付けてねなんて、自社のものかどうかに関わらず、消費者のことを思ってアドバイスしてくれているのです。
G社は最も早く返信がありましたが、面倒な消費者からの問い合わせに、「とりあえず答える」的なやっつけ回答でした。お忙しい中、ご回答いただくのですから有り難い限りですが。
A社、返信はなかったのは想定内です。ストッキングの価格は国内で有名なこれらの3社のうち、一段安く価格設定しています。クオリティもF・G社より若干落ちます(好みの問題もあるかもしれませんので、あくまでも個人的な意見です)。その代わり店舗における売り場で見かけても、“売り込み感”が半端ではありません。(しかし、実はアタクシはA社の商品をあまり選びません。)
3社さまの商品の一部とメール対応を拝見しただけで、メールの向こうの従業員さんたちがどのような表情で働いているか目に浮かぶようです(勝手なイメージにすぎませんが)。企業ポリシーはそれぞれですので、どこを目指してもいいと思うのですが、私どもはこの3社の中であればF社のような対応ができるよう心がけてまいりたいと思います。
J●東日本様からいただいたお返事も、ストッキングメーカー様からいただいたお返事も、小さい会社ながら花研を運営する私たちにとって大変勉強になりました。
できるだけJ●様やF社様のような対応を目指し、お客様に選んでいただける企業になってまいりたいと思います。