花研コーヒーブレイク
心がぴょんぴょんする香り
2014.10.22
花研ブログ非公式顧問のシンヤ君からの投稿です。
彼曰く、この季節になると心がぴょんぴょんする花の香りが漂ってくるのだとか。
日本人1.3億人といえども、感性豊かに香りを「ぴょんぴょんする」と形容する人は、そう多くないでしょう。
どのような香りを「ぴょんぴょん」と表現しているのか、是非ご一読ください。
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10月に入り、気持ちの良い秋晴れが続いていますが、この時期に咲く芳香花といえばなんといっても金木犀(キンモクセイ)です。
晴れた日は過ごしやすい気温と青空の下、どこからとなく漂ってくる金木犀の香りになんだか心がウキウキすると同時に癒されます。
今年は、9月の下旬に開花する早咲きも多く見られましたが、関東は今が開花のピークです。
東京都内でも金木犀は公園や民家の庭に植えられることが多く、いろいろな場所でこの香りを嗅ぐことができます。先週あたりから都内でも花とはあまり縁のなさそうな場所、秋葉原にも金木犀の香りが漂い始めましたが、秋葉原に漂う金木犀の香りに、「心がぴょんぴょんする」感じです。
web百科事典である「ニコニコ大百科」によると、「心がぴょんぴょんする」とは、心がウキウキすると同時に癒されることを表現した言葉のようで、金木犀の香り表現にぴったりの言葉です。
また秋葉原を見守る神田明神で絵馬を拝見していると、なんと柊木犀(ヒイラギモクセイ)の甘い香りが漂ってきます。
場所を探してみると、えびす様の向かい屋上庭園側から入ってすぐの場所に咲いていました。
柊木犀は上品な中にバニラのような甘さを感じる、極めて良い香りのする花で個人的に茉莉花と並んで最も好きな芳香花です。
金木犀と柊木犀が同時期に開花することは非常に稀です。
今年はどうしたことが理由なのでしょうか。貴重な機会ですので、皆様もお時間があればぜひ足をお運びください。