OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

some some!! やっぱり染めが熱い!

2025.03.28

こんにちは。

花研の一研究員です。

染めの花は「ない色を補う」という補足的な意義をはるかに通り越して、アーティスティックでもあり、むしろマーケットでなくてはならない存在に到達したと感じます。

 

本日、大田市場花き部仲卸通りフローレ21さんの店頭展示はこんな感じ。

フローレ21

 

青に染めたカーネーションを多用して、後列の黄色との対比を強めています。小鳥がとまった同じブルー系の花瓶も映えますね。

フローレ212

 

今週のショーケースにはクラシック様からの染めのコチョウランが展示されていました

phalaeno1

 

phalaeno3 phalaeno2

 

得も言われぬ色加減を表現した染めのコチョウランです。

phalaeno9

 

先週仲卸通りでお見掛けしたアジサイの切り花の染め。

hydra1

 

こんなバラも。

rose1 rose2

 

染めの技術も一朝一夕に素人にはマネできないほど発展したように思います。

もちろん、市場にこれだけ流通するということは小売店でもスタンダードに取り入れられています。

今年の1月下旬に撮影した某小売店さんの店頭の様子。

shop2 shop22

 

少し前であれば、1年で最も寒い大寒の時には寒々しい色であると、決してありなかった店頭カラーです。

 

本年3月中旬に、東北の小売店さんで撮影した店頭の様子。雪も降り、まだ寒いのに、そういうことは構わず染めを多用してブルー系で展開されています。

shop1 blueB1

 

別の東北の小売店さん。

shop3

 

気づけばどの小売店さんにも染めアイテムはたくさん置かれています。

「ソメ」をローマ字に充てるとsomeと書きますが、someといえば英語で「いくつかの」の意味。

もはや、マーケットでは「いくつかの」ソメを超越して、「たくさんの」ソメアイテムが流通しています。

ぜひ生花店や大田市場でご注目いただければと思います。

 

★最後にお知らせ

3月31日(月)NHKラジオ「マイあさ!」新年度1回目の市場情報は、元気が出るあの花を大田市場から生放送でご紹介いたします。

朝8時10分頃から、よろしければ耳を傾けていただければ幸いです。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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