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戦後のモダニズム建築の最高峰「国際文化会館」

2025.03.03

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

先日、園芸文化協会の設立80周年記念式式典が国際文化会館で開催されました。

戦時中に発足し、日本の花き園芸の発展を陰に日向に支えてきた公益財団法人です。80周年ですから会場は大変由緒ある場所でした。

 

普段出かけないエリアなのでスマホで調べ調べたどり着きました。駅からスマホ片手に歩くとそこには急な坂道。坂を上ったところある建物は、都内の場合大概は由緒ある建物です。しかし実はわたくし、その日ちょっと焦っていました。式典直後にWEB会議があったからです。雑念が多かったためでしょうか、坂道だけに気をとられ会場となった国際文化会館をよく知らずに行ってきました。

 

やけにモダンな建築だが日本庭園がすごいなというくらいにしか思わずに帰ってきてしまいまして、よく調べて行けばよかったと帰社後に激しく後悔。後日、自宅でテレビを見ていたらこの建築物は「戦後モダニズム建築の最高峰」と評価されているではありませんか。国際文化会館は新・美の巨人という番組(テレビ東京2月22日放送)で取り上げられていました。

 

改めてこの建築のすごさを知ったところです。大変スマートな直線で設計された建築物です。説明を聞きますと、見事に縦線と横線だけでデザインされ、かなりモダンなのです。建物内にある障子はあえて正方形に設計してあったり、細部までモダニズムが宿った最高傑作建築物だったのです。直線をどう生かすか、まさに今の花きトレンドそのものでもあるのですが。

 

私が撮影した写真はちらりとこちらです。

 

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二階の欄干のデザインからそのモダンな雰囲気を見ていただけると思います。

奥に見える大きなビルが麻布台ヒルズ。1952年建築の建物と2023年建築の建物です。SF映画の建築物比較のようです。

 

 

ご紹介まで。

それではみなさま、ごきげんよう。

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