OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ドイツの園芸展示会で注目の植物は?

2025.01.17

こんにちは。花研の一研究員です。

なんだかいつもフローラルデイリーの記事をあさっておりますと、回し者ではないかと自分でも思ってしまうくらいなのですが、特につながりはありません。

と前置きしつつ、いつものようにフローラルデイリーの記事を読んでいたら「IPM2025でデビューする花」という記事が目に留まりました。IPMとは毎年ドイツで開催される園芸に関する大きい展示会のこと。EUのトレンドも反映している展示会でもあるので、これは要チェックです。

その記事はこちらですから気になる方は原本ご確認を。

 

記事内でトレンドとされている植物はいずれも興味深い新商品ばかりです。中でも気になった商品は花木類です。例えば、すらりとした姿のヤマボウシ。枝を左右に広げる樹形ではなく、上方にすらっと伸ばした狭い庭にもOK的な品種。高さ4mで幅が1mとあるので、全くもってバーティカルな形状。これはまさにスぺパ(スペースパフォーマンスの略)トレンドに適った商品です。

 

ほかにも花木類に日本原産のスギなども登場していました。こちらのスギは小型でわずか1m。形も整うのでホリデーにどうぞ・・・だって。確かに数メートルの大型ツリーを集合住宅に飾るのは大変ですし、価格だって相当でしょう。コスパとスぺパとエコパ(エコパフォーマンス、ただいま考えた造語です)からすると小型で形が整う日本のスギは、パフォーマンスが3拍子揃ってとても扱いやすい商品ですね。

 

なるほど、このようにドイツの展示会情報からも日本のトレンドはコスパ、スぺパそれからエコパのトレンドにつながっているものなのかなとという目で見ると、なかなか得心がいきます。また、そういう心持ちで日本にある在来種や商品にある付加価値に気づくことができるのではないでしょうか。スギがいけるくらいですから、日本のトレンド、ひいてはワールドトレンドにつながる商品は意外と身近にあるかもしれません。

 

それではみなさま、ごきげんよう。

※花研引っ越し中です。これまでの事務所をすでに撤退しておりますので、御用の方は、大田花きの事務所までお越しいただけますと幸いです。

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