花研コーヒーブレイク
孤独のリコリス
2024.09.24
花研の一研究員です。
弊社が企画・制作を手掛けている『フラワービジネスノート2025』が9月24日付日本農業新聞に紹介されました。
しかもこんなに紙面を割いてくださってカラー版で掲載されるのは、記憶にある限りでは初めてかもしれません。
丁寧にご取材くださった記者さんにも感謝感謝でございます。
よろしければ本日の誌面をご覧くださいませ。
さて、一年前のことをすっかり忘れて生きています。忘れることこそが人類最大の利点かと・・・なんちゃって。無駄に正当化しまして、すみません。
さて昨年、一昨年とだいたい同じ期間にヒガンバナのネタを当ブログに書いていました。ヒガンバナ前線とか何とか言って、その年の夏が暑いか比較的涼しいかでヒガンバナの開花時期も2-3週間は変わるみたいですと言ったことを書いていたでしょうか。
で、今年も近所でヒガンバナを探したところ、せいぜいこんな感じです。(9月22日撮影)
ツツーっとなんとか一本花が上って、開花まで数日かかるかなといった具合です。
ヒガンバナの学名はLycoris radiata(リコリス・ラディアータ)。1本ツツーっと上がってきたヒガンバナは、孤独のリコリスとでもタイトルを付けたくなります。
つい先日のNHKのニュースでは、埼玉の著名なヒガンバナ群生地での開花が、例年よりもだいぶ遅れている(10日から2週間)ということでした。遠方からせっかくお出かけになったみなさんがしょんぼりというトピックスでした。こういう場合、例えば技術的にはAR(デジタル情報を重ね合わせ現実を拡張する技術のこと)などで補えるのでしょうが、これでは遠路から足を運んだ意味がありませんし、脳は映像だっていうのがわかっているリラックス効果は得られないようですよ。
ですからリアルの旬を味わうというのは重要なことだと思います。
今年のヒガンバナは少し遅めでしょうか?
通勤路で日当たりの良い場所は、1か所咲いているところを見つけました。
引き続き折を見てヒガンバナ前線をお届けしたいと思います。
彼岸明けは明日です。それではみなさま、ごきげんよう。