花研コーヒーブレイク
ポポーとは?!
2024.09.11
こんにちは。花研の一研究員です。
ポポーという果樹をご存知でしょうか。タキイさんで販売されているようですので、当然のようにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、実はアタクシは存じ上げませんでした。ポポー(pawpaw)という樹木も果実もひょんなことから頂いて、初めて知りました。
こんな風にね、手のひらサイズの細長いグリーンの実なのです。
調べてみますと、学名をAsimina trilobaといい、バンレイシ科ポポー属の樹木なのだそうです。北米原産でネイティブアメリカンが好んで食べていたらしく、日本には明治時代に持ち込まれたのだそう。んでも、うちの実家の方にはなかったなー。見たことありませんでした。
「おいしいのよ。食べてごらんなさい」と湖面から浮かび上がる女神のごとく現れたあるお方の有難いオファーで貴重な機会を得たわけですが、どうやら足が速く、傷みやすいのでなかなか流通にのらないのだと。
「ですから早くお食べなさい」
とせかされ、ナイフで皮を剝いてみるとこんな感じ。
皮の“剥け具合”(果肉から柔らかい皮がはがれる感じ)はマンゴーか熟した桃かという印象。果肉は黄色。
いただいてみますと、触感はバナナとマンゴーの間。
タネは柿の形でサイズが70%くらいの印象です。
なるほど、なかなか興味深いフルーツです。桃、マンゴー、バナナほど香り高くはありませんが、ほんのりとそれらのスイートな香りがします。大きくはありませんが、甘めですし、意外とお腹に溜まりましたからカロリー高いかも。ネイティブアメリカンにとっては貴重な栄養源だったかもしれません。
せっかくですから、このタネを蒔いてみましょう。今度はいつかアタクシが湖面から現れる女神のようになって「食べてごらんなさい」と誰かに差し上げられる日が来ることを想像しながら。
それではみなさま、ごきげんよう。