花研コーヒーブレイク
花業界のスゴイ商品
2024.08.26
こんにちは。花研の一研究員です。
もちろんフード専門ではありませんが、時折興味がありフードテク業界に関するメルマガを読みます。
久しぶりにメルマガを読んだら、味の素さんがシンガポールでCO2由来のたんぱく質「ソレイン」を販売したと。微生物が二酸化炭素などを原料にしてたんぱく質を合成するのだとか。これだけ読んでもさっぱりわからないと思いますので、詳細はこちらの記事をご覧ください。
二酸化炭素をどのように減らすかは地球規模での大きな課題です。地中深く埋めるとか、はたまた木本性植物が長期に渡って二酸化炭素を吸収し固定することから森林の維持や木材を使った建造物などに着目が集まっていますが、食の面でも貢献できるっていうのがスゴイですね。
少し前は、肉の生産そのものがCO2を大量に発生させるプロセスなので、植物やら微生物から代替のたんぱくを作るという風潮の記事が多かったように思いますが、この味の素さんの記事は、さらにCO2などを吸収した微生物がたんぱく質を合成するのですから、一気に2つの難題を解決してしまったような感じを覚えました。
スゴイ商品だと思いますが、このように一気に二つを解決したものといえば、花業界にもあります。
サントリーフラワーズさんの青いカーネーションを思い出します。青いバラの開発過程で青いカーネーションが誕生して、なんと日持ちも通常のカーネーションより長くなったということで、不可能であった青い遺伝子を組み込み、花の業界の永遠の課題である日持ちと両方ともクリアしちゃったんですよー。一挙両得な話。
それではみなさま、ごきげんよう。