花研コーヒーブレイク
ソーセージの木
2024.11.01
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
11月1日は紅茶の日と思っていたら、ソーセージの日でもあるそうです。へー、いろいろ業界を挙げて考えるものですね。
ソーセージはもちろん肉製品ではありますが、実は植物でも「ソーセージノキ」と呼ばれるものがあります。加工していないナチュラルの植物です。
ソーセージノキとは、ノウゼンカヅラ科ソーセージノキ属に分類される植物で1属1種。アフリカ原産で学名をKigelia africana(キゲリア・アフリカーナ)といい、ソーセージの木と呼ばれる所以は、その実がソーセージに似ているから。実物(じつぶつ)を見たことがなく、写真で見る限りですが、そのふっくらとしたおいしそうな実は確かにソーセージそのもの。
しかし、実(み)は有毒でもあり薬にもなるようですが、いずれにしても日常の食糧には向かないようです。毒も薬も紙一重。自生地では潰瘍、皮膚疾患、糖尿病、てんかん、細菌および真菌感染症の治療に使用されているほか、抗炎症薬としても使用されているのだとか。へー。
日本国内においては植物園や公園で見ることはできるかもしれません。あるいはネット販売で見つけることはできそうですが、市場流通はしていません。
原産地がアフリカで珍しい樹木となると日本で市場流通にたどり着くまでには道のりが遠いことでしょう。需要開拓も必要ですしね。ソーセージノキに限らずですが、なにかマーケットの大きいところに上手にシンクロしつつ、観賞用植物もユニークな切り口から提案していく糸口を見つけたいものです。
年間、生活者マインドにあったさまざまな販売アイデアが掲載されているフラワービジネスノート2025も併せてご覧くださいませ。
それではみなさま、ごきげんよう。