花研コーヒーブレイク
時間推移を消費する
2024.08.22
こんにちは。花研の一研究員です。
昔は授業が長くて長くて永遠に終わらないかと思ったぐらいですが、時間が経つのも早く感じる今日この頃です。
さて、一般的にはモノは新しい方が価値があり、それが価格にも反映されるものですが、一般論とは逆に時間が経つほど価値が上がるものもあります。
かように時間というのは価値を高める機能があったりするものだと。人の感性がその良し悪しを決めるため、たとえば古いカセットデッキが現代では機能が劣るから価値がないかといえばそうではなく、ある人にとっては大変価値があるものとなります。そしてそのような時間の経過した商品に価値を感じる方が多ければ、一定の流行から社会現象となる。例えば、穴の開いたデニムのステイタスが上るということになると思います。
花においてもそのような現象が時に見受けられます。
生花ですからみずみずしい花が最高ではありますが、必ずしもパシッと花が咲いていなくても、時間の経過とともに枯れるばかりではなく、その姿を変えていくアイテムなどは、新しいばかりが素晴らしいと言いきれないでしょう。シャクヤク、ルリタマアザミ、ユリなどはツボミから開花していくステージで時間の経過を意識できますし、枝物でも新芽の時期、新緑、結実、紅葉、冬枯れと様々な状態の植物を消費しつつ愛でています。
一方、花の一瞬を寿ぐ場合もあります。装飾的な性質を重視し、時間消費については大きな重きを置きません。
人間の脳の機能で、時間をつかさどる特定の部位はなく(ご参考サイト)、脳全体で時間をとらえているそうですよ。
私が勝手に思うのは、脳はきっと様々な時間感覚を必要としているのではないかということでした。
それではみなさま、ごきげんよう。