花研コーヒーブレイク
大田市場のミステリーサークルの正体
2024.05.03
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
雨上がりに大田市場花き部に突如出現するミステリーサークル。
さてこれは何と思われるでしょうか、4月26日の小欄でアイデアを募りました。
アイデア、ご意見いただきましたみなさま、ありがとうございました。
残念ながら、いただきましたアイデアの中に正解はありませんでしたが、本企画にご参加くださった皆様のwarm heartに感謝感謝でございます。
さて、正解は・・・
「台車の底面に溜まった水を切った跡」でした。
え?
って感じですよね。
台車の底面がたわんでいたり、底面に溝があったりすると、雨が底面に水が溜まってしまいますよね。水を切らずにそのまま使うと商品が濡れてしまいますし、段ボールが水を吸えば箱内の湿度も高くなり、その後の商品品質に大きく影響します。
そこで、大田花きにロジスティック本部では、この雨上がりの台車の水切りにいろいろと心を砕いて工夫しているのです。人によっては、台車を一台ずつ傾けたりすることもありますが、重いし危ない。非力な人ですと2人がかりでひとつひとつ水を切っていかなければなりません。
そこで考えられたのが、マイティーカーで台車を円を描くように引っ張り、その遠心力で台車に溜まった水を切る方法です。力は必要ありませんし、広い場所さえ確保できれば安全面も問題ありません。それに台車を連結して行うので、1度に何台もの台車の水を切ることができます。
マイティーカーを運転する人は目が回ってしまう可能性がありますが、コツを聞いてみますと、最後尾の台車を追いかけるように運転すると目が回らなくて済むそうです。最初にその現場を目にした時は、からの台車をぐるぐる回して一体何をしているのかと思いましたが、かなりのナイスアイデアに感心してしまいました。
ということで、大田市場に雨上がりに現れるミステリーサークルは「台車の水切りの跡!」でした。
今度は正円ばかりでなく、ナスカの地上絵バリのオモシロイの描いちゃおっかな~と担当者が言っていました。本当に「台車の水切り ナスカの地上絵バージョン」が実現したら、このブログの読者のみなさまにもご紹介いたします。
それではみなさま、良い週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。