花研コーヒーブレイク
蜷川さんの・・・
2024.03.14
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
アニメ「一休さん」に出てくる新右衛門さんの名前は蜷川新右衛門さん。「一休さん」のワンシーンに出てくる表札に「蜷川」とあり、それでこの漢字を「ニナガワ」と読むんだと覚えたものでした。
さて、新右衛門さんの親戚にあたるのかどうかはさておき、「世界のニナガワ」と呼ばれた誉れ高き演出家・蜷川幸雄さんのご息女・蜷川実花さんが写真家として、また映画監督としてもご活躍中です。
そして、彼女のアーティストとしての表現にはよく花きが使われていることにお気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかも、比較的発色の良い花、とりわけ赤と青のコントラストをよく生かされているように思います。そして、ときに青は染めの花を活用されているようです。ケイトウ、カスミソウ、マム、バラ、カーネーション、スイートピーさまざまな染の花が使われているのですが、そのダイナミックな使い方は、流通に携わる私どもが「こう使うのか~」と感心させられるほどです。強めに染められた花の方がむしろ蜷川さんの世界観を表現するのにちょうどいいのかもしれません。
ある日、御取引先のとても気の利いたある方から、お手土産をいただいてしまいました。お気遣い本当に恐れ入ります。
ありがとうございます・・・と恐縮しながら受け取ったお手土産はガトーフェスタハラダさんのラスク。
しかし、あら??
見たことのない紙袋。
なんとこれは、蜷川実花さんとのコラボパッケージではありませんか!
ケーキ屋さんとして旧中山道で1店舗で展開していたころから、つまり簡単にいうとアタクシが子どものころから、商品の大ファンでありながら、蜷川さんとのコラボ商品が出ていることに気づきかず、完全出遅れ。・・・出遅れたものの、20種類ある花のパッケージデザインがとても気に入ってしまい、アタクシ自身もお使い物に活用させていただいているのでございました。
生産者さんによっては「うちの花だ!」と気づかれる方もいらっしゃるかもしれませんね。ご出荷されている方にとっては、これほど嬉しいことはないでしょう。
ご紹介まででした。
それでは、みなさま、ごきげんよう。