花研コーヒーブレイク
見ごろの梅
2024.02.12
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
「ホーホケキョ」といえばウグイスのさえずり、ウグイスといえば梅園か梅林かを連想します。花札にも梅の枝にウグイスが止まっている絵札がありますので、ウグイスと梅の花は常に連想でつながっているように思えます。しかし、実際に梅園に行ってもウグイスはいません。いるのはメジロなんだそうです。
さて、写真は池上梅園。ちょうど見ごろを迎えています。
斜面に植栽してあるので開花すると一面が色づき、梅が一面を埋めています・・・ウメだけに。また斜面一面の梅は香りの拡散にもよく働いているようで、少し離れていても梅の香りがします。
東京ではちょうど梅が季節を迎えていますので、お楽しみいただければと思います。
梅という字は日本語でウメと訓読みしますが、中国ではメイ(méi)のようです。馬も中国語ではウがなくマーで、日本で「ウ」が付いたそうです。
大田市場内で勝手に標本木呼ばわりしているカワヅザクラも開花しました。
全体にはまだこんな感じです。
先週の小欄で紹介した1輪咲いたカワヅザクラは「じゃないほう」、つまり「標本木ではないほう」のカワヅザクラでしたが、今回は日陰寄りの標本木としているカワヅザクラが週末のうちにしっかり咲いたようです。これで晴れて大田市場カワヅザクラ開花宣言です。
ちなみに中国語でサクラはYīng(イン)、桜花はYīnghuā(インフゥア)です。
今週は東京では木曜日あたりだいぶ温かいと予報が出ていますので、春の開花樹木や枝物系はだいぶ開花が進むのではないかと想像します。
それではみなさま、ごきげんよう。