OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

辰年は「草木がよく育ち、形が整う」

2023.12.01

こんにちは。雑文駄文の吹き溜まり、みんなの花研ひろばです。

12月1日は「手帳の日」。みなさま、フラワービジネスノート2024は既にご利用されているでしょうか。まだの方はぜひご利用くださいませ。

 

さて、2024年は辰年ですが、この「辰」の字は「草木が成長して、形が整ってくること」を表すのだそうです。干支はそもそも動物で示されています。神様が元日に動物たちにレースをさせ、ゴールした順番で決まったとまんが『日本昔ばなし』でストーリー仕立ててで説明していました。

 

一方で、植物が芽を出し、成長、花が咲き、実がなって、やがて枯れ、そしてまた再生するという植物のサイクルを12段階で示した植物の状態と捉えることもあるようです。「子丑寅卯辰」に始まるように、植物や農産物についても「子」が種子を意味し、「丑」は芽が出ようとする、「寅」は芽を出したところ、「卯」は茎や葉が大きくなる様子、「辰」はよく育ち形が整う状態・・・と続くようです。

 

ついでに12ステージ最後までいえば、「巳」は成長が完全になったところ、「午」は成長が止まり衰えてくるころ、「未」は実がなり始めるころ、「申」は実が大きくなってくるころ、「酉」は実が熟するころ、「戌」は枯れていく様子、「亥」は種に生命を閉じ込める様子を現すようです。なるほど、いわれてみれば「核」といえばおいしいクルミやアーモンドの食用部分を覆っている堅い殻を「核」といいます。核果と言われるフルーツもあります。

果肉が硬い核(殻)を取り除きその中にあるのが種子で、また子丑寅~と続くのですね。

というわけで、2024年「辰」年は、植物の形が整うステージになるようです。

 

 

辰年にちなんだ花、Flowers of the Dragonには何が該当するか考えてみました。

まず一つはキンギョソウです。

キンギョソウの別名をスナップドラゴンといいます。ドラゴン=龍、辰ですし、流通期も年末年始と重なり、装飾に使うにはぴったりです。ドラゴンのように下から上にどんどん咲いてボリュームが出ますから、いいですね。何より長持ちします。最近は華やかな八重咲きも増えて、注目を浴びています。

 

もうこの時期、お薦めのFlowers of the Dragonは何といっても雲竜柳(ウンリュウヤナギ)です。

これまたうねうねと天に昇っていく姿が龍のようです。金塗、銀塗も定番品として流通していますし、正月の装飾には欠かせないアイテムです。

 

流通期は異なりますが、リンドウも実はリュウに因んでいて、漢字で「竜胆」と書きます。

鉢植えの商品でサボテン科のドラゴンフルーツもあります。つい11月には大田市場の仲卸さんでお見掛けしました。なかなかカッコイイです。

ガーデンアイテムでは「リュウのヒゲ」。グランドカバーとして人気です。「リュウゼツラン」(竜舌蘭)もありました。

 

 

2024年「辰」年は、災害もなく植物や農産物がよく育ち、整い、食用も観賞用も2024年は品薄が解消されますよう祈ります。

 

それでは、みなさまごきげんよう。

 

Flowe of the Year OTA2023の表彰式は来週の金曜日12月8日です。

フラワービジネスノート2024もまだもう少しございます。よろしければこちらからご利用ください。

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