花研コーヒーブレイク
コロンビアのプロテア生産者
2023.11.07
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
海外の園芸メルマガ、フローラルデイリーより、コロンビアのプロテア生産者の記事があり、とても興味深い内容なのでご紹介いたします。
プロテアは南アフリカ原産の植物で、自然条件下では春に花が咲きます。したがって日本が秋を迎えるころに春が来る南半球では、ちょうど今くらいが開花シーズンになります。ところが、この記事に紹介されているコロンビアの生産者は、その上をいきます。
・以前はバラの生産者だったが生産品目をプロテアに変更。しかし、生産が根付いておらず、周りから心配されていた。
・ところがいまや周年供給することができる生産体制を構築。
・その成功には、継続した生産方法の研究と実践がある。
という内容でした。
世界的にネイティブフラワーのトレンドが来ていることを察知し、すばやくバラの生産から変更したようです。潮目到来に合わせて変化を捉えるとらえること、日々の実践、正に蟻、鷹、魚の眼を持っていると感心してしまいました。
ところで、ネイティブフラワーの生産は露地です。日本でも露地生産が見直されている(着目を集めている)と思います。生産コスト上昇による露地作目への切り替えがあるかもしれませんが、同時にSDGs的なトレンドも意識されていたのかもしれませんね。国と品目は違えども常に時代を読んでいくところが素晴らしいと思って取り上げてみました。
それではみなさま、ごきげんよう。
『フラワービジネスノート2023』はこちら。ネイティブフラワーのアベイラビリティ(流通期、入手可能期)はData16に記載。