花研コーヒーブレイク
週末談話 4部構成
2023.09.15
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
日曜日の昼下がり、ある公園に行こうと思ったのですが、その公園の名前を思い出せず、ルートを検索するために適当にスマホにキーワードを入力しました。すると、目黒にある国立科学博物館の自然教育園が検索結果として出てきました。
そうそう、ここだったかな・・・と、ひとまずここに行くことにしまして、自然教育園内をうろうろ。緑に癒されますね。写真はミズオトギリソウです。
葉っぱが病気か何かで傷んでいます。
オトギリソウといえばその名のいわれがあります。鷹匠の兄弟がおり、そのうちの弟が傷薬の材料となるオトギリソウの群生地を漏らしてしまったため兄が弟を殺めてしまいます。葉っぱにそのときの返り血がついてしまう。オトギリソウの葉をめくると、その時に飛び散った血痕のような黒い斑点模様があるという逸話です。
いつも腑に落ちない感じのストーリーです。葉の裏ですからね、葉の表だったらまだわかるのですが・・・と思っていたら写真のような病斑。これなら血痕のようですが、このことだったのでしょうか。
このストーリーについては、『フラワービジネスノート2024』方眼メモメージの最下部にもマメ知識として紹介されています。
談話第1章、終わり。
植物園を歩いているとゲリラ豪雨が。雨宿りに園内の事務所兼展示施設に逃げ込む。
すると筑波実験植物園の案内を発見。来月(10月)、19年ぶりぐらいにシダ展というシダに特化した展示やトークショーがあるようだ。
9月16日から9月24日という瞬間風速的な一週間の特別展。筑波実験植物園 シダ展の案内
行くべし。
写真は園内で見かけたヒメシダ。
隙間が多い感じだが、少し透け感がある方がいいようにも思うな、最近は。
談話第2章、終わり。
先日、趣味の園芸を見ていたら、素晴らしいガーデンが紹介されていました。ちょっと気になった植物がペルシカリア。イヌタデのことです。
ぴゆーんっとのびた細く固い茎の先端に、明るめの赤色で吾亦紅(ワレモコウ)よりも長めの花穂をつける植物。先日この欄で秋の七草について紹介し、その際イヌタデ(赤まんま)も紹介しましたが、まさのそのイヌタデの園芸種がペルシカリアなんていうかっこいい名前までついちゃって、いま流行りのガーデンプランツとして紹介されているのだから素晴らしい。番組では背丈1mぐらいに伸びる園芸種が草原を再現するかの如く植えてあり、super coolです。グラミネもいいですが、ペルシカリアもいいですねえ。
談話最終章、終わり。
★エピローグ
第1章で自分が行きたかった公園を検索して、出てきた結果を見て、「ここだったっけー」と思いつつ、とりあえずGOOGLE先生のいうことを聞いておこうとそこに向かいました。しかし、後になって自然教育園ではなく、林試の森公園に行きたかったことに気が付きました。
思い出せないって困ったものです。
それではみなさま、ごきげんよう。
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大田花きホームページ「産地ウンチク探検隊」、新しい記事を掲載いたしました。
今回は千葉県南房総市でセンニチコウを生産される真田フラワー様です。よろしければご覧くださいませ。