OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

ジャパニーズスタンダードはどこへ行く・・・?

2013.07.08

 

んもう、ちょっと帰りが遅くなるとすぐコレだ・・・山手線、接触事故があったとかで浜松町駅で足止めを食らってしまった。

 

ふふふ(-_-)、でもここで面白いものを見てしまったんだな、これが。

 

 

 

 

コレ、コレ↓

待ちくたびれて、ホームに座り込む金髪のすらりとした若い女性。もちろん日本国籍の方ではない。(電車に乗り込んだ時に見たら、二人とも身長170cmは優にあったな~)

周りを歩く人だけでなく、反対側のホームからもだいぶ人目を引いている。アグラカキ子ちゃんと体育座りん子ちゃん。座り込んで何をしているかというと、なんとポテトチップスやじゃがりこ系のスナック菓子を食べているわけなんだな。

 

面白かったな~。日本人はなかなかここまでやらないだろうて。

というか、具合が悪いわけでもないのに、ホームに座り込んで電車を待つという発想すら思い浮かばないだろう。

 

まあ、何を思ったかって、もし2020年東京オリンピックが実現したとしたら、こういう光景はあらゆるところで見られるのではないかということ。

選手だけではなく、応援団も来日するわけだから。こういう光景があちこちで発生した時に日本人は何を思うか。

オリンピック招致は歓迎だけど、日本の治安が悪くなったり、暗黙のうちに合意されているジャパニーズスタンダードが崩されるのは、日本が汚されていく感覚にとらわれるのではないだろうか。

まあ、しかし個人的には、変わりゆく日本の常識をそう嘆くつもりもない。日本がコスモポリタンになっていく通過点として、これも受け入れるものなのだろうと思う。

もし、愛国心が強すぎてコスモポリタニズムを受け入れないとすると、2011年にノルウェーで連続テロ事件を引き起こしたアンネシュ・ブレイビクになりかねない。

このアグラカキ子ちゃんと体育座りん子ちゃんの光景に驚いたことで、自分自身が日本人であることを確認できたし、それでいいかと思う。

周りの日本人が自分と同じような反応をしていることを見ていても面白かった。周囲の反応に全く動じない(気付きもしない)お二人も見事。全く容姿の違う人たちが歩いている異国に立っても尚(“座っても尚”・・・か?)、それほどまでに緩い警戒心でいられるというのも、その地の治安が良い証拠。治安が悪ければ、そんなに無防備でいられないだろうて。

ジャパニーズスダンダードっていうのは、こうやって変化していくものなのかもしれない。

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