花研コーヒーブレイク
rainy season にちなんで
2023.06.08
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
なかなか梅雨期らしい天気が続く日々ですね。
さて、この時期に因み問題です。
以下の〇〇〇〇に共通して入る英単語は何でしょうか。
★何かのお誘いを断り、またの機会にとするとき”take a 〇〇〇〇 check”
★とても健康、順調であることを意味する”as right as 〇〇〇〇”
★来るときは(適度にではなく)一気に来ることを意味する”it never 〇〇〇〇s but it pours”
ヒントはこの時期によく降るものです。
そうです。正解はrain。
take a rain check の由来は、もともと野球観戦が雨でキャンセルになった際、またいつでも観戦できるように「雨天順延券」=rain checkを発行したことなんだそうです。
as right as rain の由来は一説によると、雨が当たり前に降るイギリスから生まれた表現とされ、雨が降る=正常な状態ということから、物事が順調に進むことや、体調が完璧であるという意味で用いられるようになったようです。
it never rains but it pours は、降れば土砂降りということですね。降るときはどびゃーっとで、決して雨のように品よく、ちょうどよく降ってくれない。不運は一気にくるものだという嘆きと「なんでも適度に頼んまっせ」という願いが込められた表現のように思います。この例からもまたrainは好ましく健全なニュアンスも持っていることがわかります。
もちろん日本においても線状降水帯の襲来は勘弁ですが、適度であれば恵みの雨です。特に農業生産においてrainは順調に生産を進め、国民の健康を維持する上で欠かせないものです。
ちなみに、rain lilyといえばヒガンバナ科のゼフィランサスのことですね。ペルーやコロンビア、メキシコなどの中南米原産で、季節的な大雨や嵐の後に短命の花を咲かせることから、レインリリーと呼ばれるようになったのだとか。比較的丈夫で分球してながらよく増えるので、日本でも人気の花です。今の時期、花壇で群生して咲いているのをよく見かけます。
梅雨時期は免れませんが、恵みの雨として“健康的に”降ってくれることを祈りたいと思います。
It rains, but it never pours!でお願いしたいものです。本日予報されている雨もほどほどでありますように。
それではみなさま、ごきげんよう。