花研コーヒーブレイク
三つ春/満つ春に発表されたラニーニャ現象の終息
2023.03.13
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
春は光、音、気温の順に訪れるといいます。だから春は段階を経て3つ到来するのだと。どなたの説かはわかりませんが、言われてみればなるほどと納得します。
光の春は日が伸びて、太陽の力も回復して日々実感するところです。ちょっと屋外で太陽の日を浴びるだけでも日焼けが気になり始めました。
音の春とは、雪解け水が流れて滴り落ちてくる音の春なんだそうです。大気が入れ替わるときに雨が降りますから、雨の音と捉えることもできるかもしれません(自由解釈ですが)。
そして、気温の春。ここまでくれば春も大気や大地に十分に満ちて、三つ春ならぬ満つ春といった感じです。
二十四節気(フラワービジネスノート2023、コーナー「21」ご参照)でいけば、清明(4月5日ころから)か穀雨(4月20日ころから)くらいかなと思っていましたが(これまた勝手な自己解釈ですが)、早くも気温の春は到来して、この週末は20℃を超えて5月並みの気温まで上がったようです。確かに、日中は風もなく、光から眼を守るためにサングラス必須、半袖で過ごすほど良いお天気でした。
こうなると桜の開花予想も気になるところですが、こちらのサイトによると東京では3月14日とあります(発表元によって異なります)。明日ではありませんか!気象庁のHPによると平年日は東京では3月24日なので、予想通りに開花すれば今年は1週間から10日ほどほど早い開花となりますかね。そしてついに2021年から続いていたラニーニャ現象も終息したと気象庁から発表がございました。(3月10日)
以下、今後の気象見通しについて気象庁のHPからの引用です。
「今後の見通し:今後、春は平常の状態が続く可能性が高い(70%)。
夏はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度である(50%)。
実況で太平洋赤道域の西部から中部にみられる海洋表層の暖水が今後東進し、東部の海面水温を上昇させるとみられるが、その程度には不確実性がある。
大気海洋結合モデルは、エルニーニョ監視海域の海面水温が、夏にかけて基準値より高い値か基準値に近い値で推移すると予測している。
以上のことから、今後、春は平常の状態が続く可能性が高い(70%)。夏はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が同程度である(50%)。」
ラニーニャ現象をめぐっては、この花研内でもひと悶着ありましたからね。(詳細はこちらをご覧くださいませ。)
ついにあの時からの長かったラニーニャが終息するかと思うと、寒がりの泥油的にはほっとしますが、ほっとばかりもしていられません。
販売も生産も天気に大きく影響されますから、今後も引き続き気象状況を注視していきたいと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。