花研コーヒーブレイク
エネルギーの悩みを超えるポットローズ
2022.11.10
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
本日のネタ元はまたしてもフローラルデイリー。栽培期間が短いポットローズです。
エネルギーコストが上昇しているため、なおさら栽培期間が短いということはとても重要です。温室で管理する時間が減れば、その分エネルギーコストが減少するからです。
ほかにも様々なメリットが書いてありましたが、興味深いことはポットローズの切花を紹介していること。ポットで楽しむか、切花として楽しむか、この二つには明らかな境界線がほぼほぼ敷かれていましたが、ここ数年のコロナ禍で境界線が随分溶けてきたようです。
草花やグラミネ、パンパスのような割と背景となるようなバーティカルラインを持つ植物でとりわけその傾向が強かったと思います。そして、今やどこでも主役的な存在であるバラにおいてもその動きが出てきたのです。ガーデンローズをそのまま庭から切ってきた雰囲気を持ったバラというを楽しみたいという需要を感じました。
そして実際に、そのような一重だったり、花より葉の方が目立つようなワイルドな雰囲気を持った切バラは、実際に某有名な生花店さんの店頭にすでに販売されているのです。
さてのこのトレンドはいつまで続くでしょうか。「フラワービジネスノート2023」の項目「20」をご覧ください。ヒントがあるかもしれません。
それではみなさま、ごきげんよう。