OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

「電車」と「紙の辞書」との共通項

2022.09.06

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

遊びと健康維持を兼ねて週1回くらいのペースで通う目黒の施設があります。以前は最寄りの駅まで電車で通っていたのですが、今は自転車。それぞれの交通手段には一長一短あり、どちらもいいと思っているのですが、先日久々に電車で行きましたら駅から続く街並みが随分変わっていることに気づきました。

 

ここにあったはずのお店がない、あるいはなかったお店ができているなど、テナントが大きく様変わりしたのです。なかなか驚きました。うぎゃーですよ。過去には、そのお店があるのが当たり前のような感覚で歩いていたわけですから。コロナ禍中にクローズしたアパレルや飲食関係、生活雑貨取り扱いの店舗、そこに恐らくは最近入ったのであろう有名フランチャイズ店。あー、なんだか個性的な街だったはずがなんとなくほかの場所と画一化されていく寂寥感&喪失感。一方でまた変わっていくだろう、街の独自性を取り戻すだろうと期待もしています。

 

お店の入れ替わりや街並みの変化は、自転車だけで通い続けていたら気づかなかったことだろうと思います。もちろんルートの問題ではありますが、バイクや自動車ならスピードが速い分もっと気づかないかもしれません。基本的には最短ルートを採用し、スピードが出る分、基本的には交通安全にしか興味がないスタンスで運転するからです。道脇のテナントが多少変わっていようが、まあいい具合にスルーします。大目的の交通安全を維持しつつ、それ以外の情報収集は排除する傾向にあります。

 

一方、電車を降りれば必ずゆっくりと周りを見ながら歩きますので、遠回りする分色々発見はあります。いくつか選択肢があればチョイチョイルートを変えながら目的地まで歩たりします。つまり、目的以外のことも収集できる機会に恵まれる傾向にあると感じました。

 

そんなことからふと思い出しました。

以前、業務でお世話になった博◎堂でご活躍されるA子さんは、コロナ前、ご自宅からオフィスまでのルートは電車路線を変えて5パターンほどあるとおっしゃっていました。そこで彼女は定期券を買わずにいつも異なるルートを使って自宅とオフィスを行き来するそうです。いろいろな街を観察することができて、生活者に対して気づきを得ることができるということでした。会社から支給される定期券代より結果多少は高くつきますが、業務で必要な何ものにも代えがたい情報を得ることができるのだそうです。

 

この交通手段の差は、紙の辞書と電子辞書の違いにも似ていると感じます。電子辞書はスピード重視で目的の単語にさっさとたどり着き、答え得ることができます。しかし、紙の辞書はペラペラとめくるうちに途中のページに興味をそそられて開いてみたり、その目的の単語の前後を見て目的以外の有益な情報を得ることも多々あります。寄り道できるってことかな。どなたでも経験があることだと思います。これが意外と大切で「直線で目的にたどり着かないこと」を大切にする工夫で、生活者の情報を得る機会はぐっと増えるかもしれません。単語の意味を確認するのにチョイチョイっとネット検索を活用しますが、基本的には調べものは紙の辞書派。

 

ひらめきが少ないと思ったら、目的地にできるだけ速やかにたどり着かない「紙の辞書生活」を大切にしたいと思います。

 

あ、「フラワービジネスノート」も紙ノートでした。これは目的の情報がパパっと手に入る便利帳。

2022-08-31 14.10.05

きっと新しい発見がたくさん詰まっています!

 

裏表紙のバタフライマークは環境負荷低減型の「水なし印刷」技術を用い印刷されていることを示しています。

無題

 

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それでは皆様ごきげんよう。

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