花研コーヒーブレイク
都道府県シダ
2022.09.14
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
県花、県木というのは47都道府県がそれぞれに設定している植物として知られています。
東京都でしたら花はソメイヨシノ、木はイチョウ、神奈川県は花はヤマユリ、木はイチョウ。
都市ごとに設定しているところもありますね。横浜市の花はバラ、札幌市はライラックなど。
このような植物は、地元に何かゆかりのあるものであることが多いですね。
都道府県の植物を地方活性化に利用しようという思いもあると思います。
いやしかし、ここに一石を投じるのが「都道府県シダ」です。日本シダの会というシダ植物を愛する人たちの会があり、そのHPサイトに公開提案されているものです。
「郷土のシダ」の感覚で著名なシダ研究者が選定、提案したものだと思います。日本はシダ植物が多く、観賞用食用その他様々な用途としてまたデザインとしても様々取り入れられている植物です。
勉強不十分でひと目でそれぞれのシダの品種を同定できませんが、つまりは全国に地域の植生に適った品種が多様にあるということですね。それを都道府県別に提案するのは大変ユニークだと思いました。
そういえば、ニュージーランドのラグビー代表チームALL BLACKのロゴモチーフはシルバーファーン(銀シダ)でしたね。ニュージーランドの「国旗どっちにする国民投票」の時に、現行の国旗の対抗軸としてシルバーファーンの国旗が提案されました。結果はご存知の通りですが、ニュージーランドのアイデンティティに関わる心の植物ということに違いはないのでしょう。
シダ植物、切・鉢問わず市場流通にも多種多様に流通しています。それこれからもさらに伸びしろがあるように思います。
それではみなさま、ごきげんよう。