花研コーヒーブレイク
未開拓デザイン分野:エスニックはまだまだ伸びしろがありそう
2022.07.05
こんにちは。みんなの花研ひろばです。
暑い夏にぴったりの花といえば南国風情たっぷりのパイナップルやヘリコニア、そして東京からみて南方から届く葉物類です。
先週は大田市場で沖縄県の花フェアがあり、上記のような花きが展示されていました。沖縄県のフェアが終わり、一部下げられた花を今度は事務所に飾らせていただいております。花を近くで見つめると、原稿アイディアが沸き上がってくることがあり業務に生かします。また、当社のユーチューブチャンネルにも一緒に登場します。今週事務所に飾っておりますのは、パイナップル、セローム、フィロデンの葉などです。夏感たっぷりですね。
さて、たまたま海外の花きの動画を見ていましたらちょっと面白いサイトに出くわしました。
どうやら籐籠にトロピカルな花があれば、贅沢を言えばさらに葉物を添えると、その3点でかなり完成度の高いトロピカル系のインテリアをコーディネートできるのだそうです。
過日、ニトリに行った際に、籐籠などのシェードランプかなにかないなと思い物色しましたが、なかったのでので日本ではまだ未開拓なのかもしれません。未開拓なのは技術なのか分野としてなのか、はたまたニーズとしてなのかわかりませんが。
直線的なものや植物素材の流行がより身近になると、この動画のような照明素材になるようです。
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おじさんのノーブレスマシンガントークがスゴすぎて、圧倒されますが、きっと素晴らしい説明をされていることと思います(想像。息継ぎしといてね)。このような植物のツルのようなものでざっくりと編んだ籠ですが、これはデザインや家具のグルーピングでいくとエスニックというジャンルに入ると思います。エスニック調の家具というのは日本ではそれほど一般的なイメージはありませんが、海外では一定規模のマーケットがあって、人気のようです。
このような家具やインテリアに添えるフラワーアレンジは比較的簡単にできそうです。籐籠などの籐素材にトロピカルな花、贅沢を言えばさらに葉物さえあれば、その3点でかなり完成度の高いトロピカル系の花装飾ができるのだそうです。海外のサイトを真似て、トロピカル素材とアジア装飾素材(籐籠のように、植物のツタ状の枝で編んだオーナメント)を活けてみましたら、結構いい雰囲気でているかも?
ポイントは籐のアイテムですね。加工品ですが、籐籠が入っただけで一気にトロピカルかエスニックになるのではないでしょうか。
不思議なのはインテリアの本を読むとほぼほぼ定型として掲載があるのですが、実際の小売販売ではエスニック系の提案を見かけないということです。日本に導入されるのは時間の問題なのか、それとも日本人のテイスト、気候風土、文化にいまいち合わないのか。とはいえ、エスニックインテリア用の花のデザイン提案も少し研究する余地があるように思いましたが、いかがでしょうか。
それではみなさま、ごきげんよう。