OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

世界トレンド?低エネルギーで植物をつくる

2022.07.07

こんにちは。みんなの花研ひろばです。

 

本日は低エネルギーをテーマに様々な事例をとりあげてみたいと思います。

一つには鉢植えのカーネーションにサキーネ(カネコ種苗さま)というシリーズがあります。4月頃、大田市場近くのホームセンターで見かけました。ラベルや商品説明のPOPを見ると無加温で生産されたとありました。環境配慮型ということが日本の消費者にどれぐらい受け入れらているか、まだまだ未知数ではありますが、社会のトレンドを踏まえた製品だと思います。わたしの「いいね」ボタンが光りました。

 

二つ目がこちらの記事です。オランダのロイヤルバンザンテンからの鉢植えノゲイトウの提案。

記事文中でヒットしたのは「ワイルドセロシアはノーガスだ」(多分暖房を焚かないといことだろう)というセンテンスです。あえて野性味あふれる表現を使ったような文章センスも素晴らしいですね。燃料の高騰は世界的な話。環境配慮型の社会的風潮が日本よりもずっと強めのオランダでは、一層低エネルギー生産のアイテムが評価の対象になるのではないかと思います。説明文ではあまり化学肥料もいらなそうで粗放的栽培(ごめんなさい。このような表現でいいのかよくわかりませんが)でも製品化できる鉢植えのようです。

 

最後次のような記事で締めくくります。6月16日の日本農業新聞では静岡の試験場がマーガレットとローダンセマムの属間交雑種を作ったとありました。

鮮やかな赤紫色の花色をマーガレットは獲得したということですが、ローダンセの持つ耐寒性も獲得したようです。先に書きましたような社会トレンドからすると耐寒性獲得による暖房費の減少とともに環境負荷が少ないというトレンドも掴んだわけですから、相当な価値が出ると予見されます。

 

オランダと日本、考えていることはそんなには違わないぞ。トレンドは世界同一共有の一例を感じた話でした。

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