花研コーヒーブレイク
ルピナスはナスではありません。・・・オオカミです。
2022.04.14
『ルピナスさん』というタイトルの絵本があります。
「世の中を美しくする」ため、村中にルピナスのタネを撒いた・・・という話です。
何か人のお役立ちをするという寓意を込めた話だったのかもしれませんが、単純に絵が奇麗なので気に入って持っているのです。
ちょうど大田市場でも正門植栽や切花として販売されているルピナスがキレイです。。
ところで、いつぞやの花研手帳の川柳に
「ルピナスは どんなナスかと 聞く上司」
という一句が掲載されたことがありましたが、この花の名前を始めて聞く方には、なにかナスの種類とでも思う方がいらっしゃるでしょうか・・・花の業界の方なら、まずいらっしゃらないとは思いますが、ルピナスという名前はナスではなくオオカミに由来することをご存知の方は意外と少ないのではないでしょうか。ルピナスは好き花の一つですが、その美しさとオオカミはまるで結びつきませんよね。
学名をLupinusといいますが、ラテン語でオオカミを意味するルプス (lupus)に由来しているようです。吸肥力が強いルピナスの性質が貪欲な狼に喩えられたようです。見た目ではなく、その性質ということですね。
また英名をルーピン(Lupin)というようですが、「ルーピン」てどこかで聞いたことありませんか??
ヒント:「ルーピン先生」
はい、そーです◎
ハリー・ポッターシリーズに出てくるルーピン先生のこと。ルーピン先生はオオカミに変身する狼人間の設定ですね。へー、ルーピン先生ってそういうことか!と思いました。
旬の花のかわいらしい花にして、意外にも獰猛なオオカミとの接点ありとは。
ここで今日のブログを締めようと思いましたが、もう一拍。
Lupinといえば、フランス語風に読めば「ルパン」ではありませんか。
もしかして、ルパンという名前もオオカミに由来しているのでしょうか。
うーん、わかりません。ご興味がありましたらお調べいただければと思います。
それではみなさま、ごきげんよう。