花研コーヒーブレイク
Very Periのシーズンです★
2022.04.13
こんにちは。泥油育子です。
米国のパントンによると、2022年のカラーはvery peri(ベリーペリ)。以前小欄でもご紹介したことがありましたが、淡い青紫のイメージです。
Peri(ペリ)はツルニチニチソウの英名periwinkleから来ているようです。つまり、very periといえば、“めちゃニチニチソウ(カラー)”ということですね。
ツルニチニチソウは学名をVinca majorといい、キョウチクトウ科で今の時期の淡い青紫の花を咲かせるのつる性の植物です。ヨーロッパ原産ですが、日本では帰化植物のようです。そのほか、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリアに帰化しているそうです。つえッ。Σ(゜゜)
太陽の力が強くなったと感じる昨今、通勤途中や週末の散歩中に、ふとベリーペリカラーが視野に入るので、焦点を当てるとなんとまさにツルニチニチソウではありませんか。ドンピシャです。大田市場に到着すれば大田市場周辺でも花を咲かせていました。
北棟で撮影↓
どこに行ってもツルニチニチソウが咲いていて「めちゃペリってる★」と思う今日この頃なのでした。
おなじようなvery periカラーでペトレアが切花になったら売れそうなのにと思っております。
これも以前書いたのでしつこいと言われそうですが(台湾で見つけたペトレアに魅かれて)。
ペトレアも色的にはめちゃペリですね。紫色のところはガクなので長持ちしそうです。ドライフラワーにも適していますし、花弁に見える細いガクや、花がそれほど密についているわけでもないあたりも今どきだな~と思って拝見しています。なんといいますか、木漏れ日感があり、印象派の絵画チックです。
学名をPetrea volubilis(ペトレア・ボルビリス)といい、西インド諸島からブラジル原産の熱帯植物。開花期は4-9月ですから、日本のうだるような暑さにも強いのではないでしょうか。
日本で切花・切枝として商品化されるといいなと思うのですが、生産性の問題でしょうか、まだ切花としては見かけたことがありません。
ベリーペリ体験をもう一つ。
つい先週末、多摩川沿いをサイクリング中、土手を染める若い緑色の中に黄色や白の花が点在、春色できれいだなーとチラチラと眺めていましたら、ところどころを青い色が流れて行きました。何かなと思ったらムスカリの群生。自生だったのか、誰かが1-2球植えたのが増殖したのかわかりませんが、こちらもまた美しい色彩で脳裏に焼き付く景色でした。
ムスカリの青を見ても、これまた「ペリってる」と思うのでした。
Very Periなシーズンです。
散歩も楽しくなりますね。
それではみなさま、ごきげんよう。