OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

入れちゃダメ!冷蔵庫で保管していはいけない10のアイテム

2022.04.12

こんにちは。泥油育子です。

だいぶ気温が上がってきました。

春が来たと感じるタイミングは人それぞれかもしれません。フキノトウの芽が出た、啓蟄を迎えた、桜が咲いた、新年度を迎えたなど、人によって春の到来を感じるアイコンはいろいろあると思います。寒がり泥油にとって春が来たなと本当に思うのは、桜が散る今ころ、寒の戻りもなくなり、しばしば1日の最高気温が25度近くになるころかもしれません。春が来てよかった、今年も春を迎えられたとありがたく思います。

 

さて、そんな陽気を迎える今の季節、1日の最高気温が25℃近くになりますと、例えばですが作った煮物も冷蔵庫に入れずに置いておくと、夕方には傷んで食べられなくなります。いろいろ冷蔵庫に入れないと食中毒も心配になる季節でもあるわけですが、切花の場合、例えば日持ち試験を行う「常温」とは25℃(日本花普及センターHPより)。今日くらいの気温になると、煮物だけではなく花も冷蔵庫に入れるか、どうかの分かれ道を迎えるのです。

で!だいたい冷蔵庫に入れることが多いと思いますが、冷蔵庫に入れないほうが良い、或いは入れなくても問題ないアイテムがあります。今日は、ざっくりと10品目ほどご紹介したいと思います。(紹介品目順不同です)

 

1.ラン類

デンファレ、オンシジウム、モカラ、アランダ、アランセラ、コチョウランなど。

※低温で障害を受けやすい。シンビジウムやカトレアは10度前後の低温でOKです。

 

2.クルクマ

※ショウガ科の球根植物。低温障害を起こすと苞葉の先の方から枯れ、褐変が始まります。

 

3.アンスリウム

※10℃以下で低温障害を引き起こす恐れ。

 

4.ヘリコニア

※低温障害を引き起こす恐れ。

 

5.トルコギキョウ

※10℃以下の低温でかえって水揚げが悪くなる。

 

6.ブバルディア

※10℃以下で低温障害の恐れ。

 

7.グロリオサ

※10℃以下で低温障害の恐れ。

 

8.サンタンカ

切花商品は少なめですが。熱帯の低木。

 

9.ハス

※5℃以下で低温障害の恐れ。

 

10.ミント類・バジル

※バジルは、水の入った容器に入れて日の光が入る窓際に置くといいでしょう。うまくすれば根が出てきます!

 

全体的には、熱帯原産の植物が多いですね。

 

こんだけ書いといて最後にナニですが、念のため補足⇒※上記は落書き版のようなブログにすぎませんので、プロのみなさまにおかれましては信頼できる書籍等からの情報を元に、適切に管理していただけますと幸いです。

 

このたびの参考文献を記しておきます。

【参考文献】

・『花屋さんが知っておきたい 花の小事典』(農文協)

・『切り花の品質保持マニュアル』(日本流通システム研究センター)

・『切り花の日持ち技術』(農文協)

・『International Cut Flower Manual』(FlowerTECH)

・『日持ち保証に対応した切り花の品質管理マニュアル』(農研機構 花き研究所)

 

それではみなさま、ごきげんよう。

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