花研コーヒーブレイク
コロナ禍で増えたことその①花きを研究対象とする学生
2022.01.13
こんにちは。ボンソワール桐生です。
2020-2021年にかけて国内農産物を話題としたニュースがかつてないほど多かったように思います。そこには花きも含まれていました。
業務需要低迷によることやホームユースの拡大、オリンピックのビクトリーブーケ、天候による農産物の流通動向、海外からの輸入が・・・などなど様々経済的なことから文化、科学まで多岐にわたります。その結果でしょうか、ここ一年ほど大学生からの花き産業についてのヒアリング依頼が増えました。(時には高校生からもご依頼も頂戴いたしました。by泥油)
学生の学び方の変化も影響しています。文系なら座学とゼミという1990年代のスタイルがおそらく減ったと思います。社会の課題を調査し提言したり、提言内容をイベント的に実施するなど、課題解決型の授業スタイルになってきていることも影響しているのかなと。花き産業に大勢が注目してくださるのは大変ありがたいことです。
一方で、花きの生産供給が過剰なのか足りないのかについての考えに偏りが大きい。もしくは解決策を消費面の工夫だけでこなそうというケースが多いように思いました。農産物に限らないと思うのですが、生産から流通、消費まで一連を知ることが重要ではないかと漠然と思っていました。
最近ちょっと散歩して気が付きましたが、いっそのこと生産販売してみたらいいのではなかろうかというところに思いが至りました。60日から90日で収穫までできる花き生産を実行することでより農産物流通にコミットできると思います。しかし、一方で足りないのが農地です。愛知県県職員の方に伺うと、ちょっと郊外に出れば農地があるということなので、この課題は東京だけかもしれませんが、東京にこそ大学が多く存在し、また花きに興味がある学生も多い。畑がいるなあ、1haぐらい。
そういえば著名な農産物流通コンサルタントの山本謙治氏は学生時代、学内に畑を作って耕していたそうです。学生のうちから取り組むと将来も違うでしょうね。・・・と思った次第です。
それではみなさま、ごきげんよう。