花研コーヒーブレイク
Lycoris radiataの開花について
2021.09.17
こんにちは。ボンソワール桐生です。
ヒガンバナはお彼岸前後に咲くことからこの名がついたということでですが、例年早咲きの傾向があると当ブログでご紹介したことがあります。その研究によれば夏季の高温が開花時期を早めることになんらか影響しているだとか。2020年9月29日のコラム、ご参考ください。昨年は大田市場付近の開花が遅かったですね。
気温のデータ、羽田付近の月別データは取れなかったので気象庁のある都内の過去データを見ると2020年と2021年を比べて6月と7月にそう大きな違いがない。8月は2020年が明らかに暑かったが。地温を実際に測定し、比較しないとわからないのですが、気温と開花の関係については更なる解明がまたれます。
今年、大田区のあちこちでヒガンバナは9月11日頃に開花を確認できました。日当たりのいい斜面です。
市場に流通するのはヒガンバナよりもその親戚のネリネやリコリス。ネリネに象徴される美しい花がダイヤモンドリリーです。(ハイポネックス社の記事にありました。)
https://www.hyponex.co.jp/plantia/study/14362
※追伸
ヒガンバナについては更に興味深い記事がありました。そのヒガンバナはコヒガンバナでは。というもの。
コヒガンバナは見た目がヒガンバナそっくりだそうで、開花時期が早いそうです。
二つを見分ける方法としてはコヒガンバナは種をつけるそうです。ヒガンバナは染色体が三倍体で種をつけない。
面白いですね、今年も一つ勉強しました。
フラワービジネスノートを見れば、ダイアモンドリリーの流通期は一目瞭然。
それではみなさま、台風にご注意の上良い週末を。