花研コーヒーブレイク
真夏も咲き誇った十六夜バラ(いざよいばら)
2021.09.09
こんにちは。ボンソワール桐生です。
近所の図書館を利用するときに通る道沿いに花が咲いています。それも7月、8月、9月と通るたびに不思議と咲いているのです。「この花なんだっけ??」と近寄ってみるとバラでした。不勉強で品種などわかりませんが、真夏も咲き続けました。
一般にバラは日本の夏は暑すぎて苦手。秋に向けて花をつけないように管理するか、そもそも暑すぎてこんなに花がつかないと思います。この路傍のバラはある意味、ド根性バラと言っていいのでしょうか。(撮影は7月、ただしつい先日も花はついていました)
このブログ内でいつの間にか数日経過しました。
造花だったのかも・・・自分の眼すら疑いましたが、後日品種名を調べるとわかりました。「十六夜バラ」です。サンショウバラの園芸種です。花の形が不成形に見えるのが特徴だそうです。月が欠けたところを十六夜の月といいますが、不成形な花をかけてそこから命名されたようです。洒落てますね。
低木で扱いやすく、見た感じ病害もないのでかなり強いようです。
最近、ポットローズで返り咲きの性質があり、病害に強い園芸種をいくつか見ました。ほんとバラって育てるのが大変ですから、こういうのは本当にいいですよね。
となりますと十六夜バラもいいのではないでしょうか。通常バラと言えば温室でガッツリ管理が欠かせませんが、露地でこれだけの強健さがありますので、ひょっとすると露地切花も可能性アリかもしれません。思い付きですが。
本日は9月9日重陽の節句ですが、バラネタを書いてしまいました。
バラの成長分析マップは「フラワービジネスノート2022」Data15に分析結果、課題についてコメント掲載されています。
それではみなさま、ごきげんよう。