花研コーヒーブレイク
バッグはスタイル
2021.09.06
こんにちは。泥油育子です。
フラワーバッグなるものがいくつかのお店、メーカーから発売されています。
ヴァリュウ物産さまのSLフラワーバッグとか皆様もよくご存じの花恋人(カレンド)さまのフラワーエコバッグとか。
確かにご自宅用に花を買っていただくたびにお持ち帰り用のポリバッグをご購入いただくのもあまりエコではありませんし、お客様にも負担をかけてしまいます。しかし、このようなフラワーバッグは愛好家があったらいいなと思っていたものでしょうし、SLフラワーバッグはプロやセミプロも使えそうな機能を備えていますね。カレンド様のフラワーエコバッグは、ご自身用にリピもできますし、お友達にそのままプレゼントしても喜ばれそうですよね。持っていてその方のライフスタイルを映し出しているようで、素敵です。
バッグといえば、今米国のナショナルテニスセンターで開催されているUSオープンでは、ベスト16が出そろい、いよいよこれから後半の1週間は佳境を迎えます。
このUSオープンで年間グランドスラムを狙う第1シードのノバク・ジョコビッチと1回戦で対戦したデンマークの新星ホルガ・ビートス・ノディシュコフ・ルーン選手、18歳(あー、絶対一度では名前を覚えられなーい!!)が、世界ランクは現在145位ですが、あることで話題を集めています。なんと、ジョコビッチとの対戦にIKEAの青いショッピングバッグを肩に下げてコートにお目見えしたのです!
右肩にラケットバッグ、左肩に青いIKEA のバッグを携え、華々しくセンターコートに登場したルーン選手。軽くて丈夫で容量たっぷりな点が「いいバッグだ」と大変お気に入りのようです。
ルーン選手はドンピシャZ世代(Z世代とは1996年以降に生まれた若い世代のこと)。消費の特徴はブランド品に興味がないことと言われます。通常、テニスプレーヤーがコートに現れるときは、契約しているラケットやウェアのメーカーが発売したいわゆるかっこいいバッグを持っていたりするものですが、ルーン選手がIKEAのしわが寄ったショッピングバッグを持って現れるのは、セレブが集まる華やかなパーティに、レジ袋か茶紙の紙袋かで現れるようなものでしょうか。
いや~、カッコいいですね。
最近、最近というか、ここ数年、・・・よりももう少し長くて10年くらいは経ったかもしれませんが、泥油の中での「カッコいい」の定義が変わりました。
クールだったり、形がいいだけがかっこいいではなく、他人がどう評価しようと、周りの目を気にせず自分の信念とスタイルで生活や行動、ファッションを決めていく。これがすごくかっこいいなと思えます。
先日、サビッサビのすっごく使い古された自転車に、日に焼けて白い肌着(シャツの下に着るノースリ、丸襟の白いアレ)を着て、白い工事現場用のヘルメットをかぶり安全を確保しつつ、目をカパッと見開いてひたむきに一号線を走る70代近い男性を見かけました。それを見ていた若い女性は、通り過ぎたお姿に失笑していましたが、泥油は相当カッコいいと心の中で絶賛してしまいました。自転車に乗るとききちんとヘルメット被って交通ルールを守って帰路に着く。一瞬のお姿でしたが、とても一途に頑張って人生を送っていらっしゃる方という印象を受けました。
それと同じかどうかはさておき、ルーン選手のIKEAバッグはZ世代の行動を象徴するとともに、イマドキですごくかっこいいと思えます。(←泥油的視点では、です)
バッグ一つにその人のスタイルが表れるものですね。フラワーエコバッグのリリースやルーン選手のIKEAバッグを拝見して、そう思いました。そしてヘルメット肌着のおじさんも。
バッグはスタイル、スタイルといえば・・・後日談に続きます。
ごきげんよう。
よろしければ、「フラワービジネスノート2022」ご利用くださいませ。どぞ!