花研コーヒーブレイク
マイクロウエディングと花の装飾需要についての考察
2021.09.02
こんにちは。ボンソワール桐生です。
都内では早くもギンナンの実が落ちていました。フラワービジネスノート発売日の昨日9月1日に初めて確認いたしました。
ヒガンバナはどうでしょうか。皆さんの地域、ご近所ではもう咲いていますか。ツボミは上がっていますか?
うちの近所ではまだ確認できませんが、東京では7月下旬から8月にかけて暑かったので(オリンピック開催のころ、ちょうど暑くて大変でしたよね)、今年はヒガンバナの開花も早いかな??なんて想像しています。
さて、海外のニュースを読んでいたところ「マイクロウエディング」という用語がありました。国内のサイト検索でマイクロウエディングを探すと案外ヒットします。今後の一つの傾向かと思います。
北米で増えているマイクロウエディング(ここでは仮に日本語で「小規模婚」とでもしておきましょうか。特に定義がある訳ではありませんが)には、コチョウラン鉢物の装飾がぴったりだという記事です。来賓の円卓中央に、コチョウランの鉢物を数個整然と並べると、シンプルすっきりなテーブル装飾になり、これがいいだろうという提案です。
コストは一概に言えませんが、美しさとシンプルさはあります。なによりコチョウランのステムが真上に垂直に伸びてそこから職人的技で、すとーんと真下に花軸を誘因して花を開花させますと、直線的でシャープなデザインです。今のトレンドに合うかもしれません。しかし、大輪系ですとお土産には難しいかもしれませんから、ミディ系がいいのかとも考えたりします。いずれにしてもコチョウランの軸の直線的なラインはいいですね。
海外ニュースでは、コチョウランの鉢物生産はトータルの投下エネルギーが少ないので、環境にやさしいということも言っているようです。環境保全やエネルギーに敏感な世代には響くストーリーですね。日本でもそうなんでしょうか・・・。まずは生産にかかるエネルギー削減に力を入れているということを示すことでしょうね。
すっきりとしたデザインと環境負荷の少ない花、そういうポイントが北米のマイクロウエディングの花装飾需要にあるとしたら、きっと近いうちに日本にも影響するだろうと思いました。
「フラワービジネスノート2022」よろしければご利用くださいませ。
ごきげんよう。