OPERATIONAL PERFORMANCE花研コーヒーブレイク

工芸作物が観賞用としても魅力があるという社会のサステイナビリティトレンドにのって・・・コットン

2021.09.15

こんにちは。ボンソワール桐生です。

 

国立科学博物館で植物展が開催されています。夏休みの科学博物館というと、恐竜もしくは昆虫のテーマがこれまでの王道だったイメージですが、今年は植物。いやはや「植物はブームだわい!」と思います。植物を育てることや飾ることが世界的にも日本国内でもブームとなっています。一方で、どのような植物が今後流行るのかについて、社会トレンドと同調することはあるのかということについて考察するのが今回のコラムテーマです。

卸売市場における園芸部門取扱額の上昇は皆さんご承知の通りです。売れ筋は何かといえば観葉植物。これは現時点までの統計データですから現在であり過去の結果です。社会トレンドというものが将来の売れ筋を生み出すことでしょう。Z世代という言葉がキーワードになり、この世代へのアプローチが注目されています。Z世代の求めるところのコンセプトにはSDGs思想に基づく持続性や共生、リサイクルなどのキーワードもあるでしょう。持続性や長持ちが意味するところは、きれいな状態がいつまで続くかという定義に限らず、花だったら散るところまで、その花の人生丸ごといかに楽しむかということも含まれてくるように思います。

 

こうしたコンセプトにそぐうものが今後拡大の余地あるところかと思います。なるほど、まさにその未来形をちょっと感じるなという事例がオーストラリアでありますのでご紹介します。コットン(綿花)が人気だそうです。コットンといえば年末の商材だろうというのは従来のクリスマスを基軸としたマーチャンダイズです。

 

ABC(オーストラリア放送のWEBニュース)によれば、生花店でコットンの枝が人気だそうです。その理由は綿の枝は長持ちで自然な感じだから。

 

画像のように、店頭POPに「ドライコットン ロングラスティング」とあります。ドライで自然な風合いで長持ちしますよというポイントから訴求しています。ドライフラワーなら全く同じではないかと思われたかもしれませんが、コットンというところがポイントだと思います。衣類の原料でも自然素材であるコットンであるところに自然な感じや持続性が醸し出されているのではないかと。

 

このような海外の事例から日本のZ世代に今後受けるアイテムをボンソワール的に占うと・・・ずばり藁でしょう!

いかが??

 

フラワービジネスノートも併せてご覧くださいませ。

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