花研コーヒーブレイク
オリンピック 女子サッカー表彰式
2012.08.10
ナデシコジャパンの銀メダルには誰しも湧いたと思う。
その表彰式を見ていて思ったこと。
受賞者全員に渡されるのは、メダルの次に英国の花で作ったビクトリーブーケ。
表彰台の選手のうち、受け取った瞬間にすぐにブーケの香りを嗅いだのは、米国・日本・カナダ全ての選手を合わせても米国のワンバック選手と、つられるようにその次に受け取ったフェアヘアの選手(詳しくなくてすみません。M. ラピノーか?)の2人だけだった。
そんなものかも。
ラベンダーやローズマリーが入っているから、さぞいい香りがするだろうと思っていたが、意外ともらってすぐには香りを楽しむところまでは辿り着かないようだ。
きっとサッカーは今回のオリンピックの団体競技において、最も人数が多い競技の一つだろうが、そのサッカーで金メダルのチームを率いるワンバック選手には、やはりあらゆるものを愛でる豊かな感性や好奇心が備わっているのかもしれない。
サッカーという一つのコートで相手と交わる激しいスポーツの世界的エースで、伸長181cm、一般の男性顔負けの体格と競争心があるだろうが、感性は意外と女性的なのかと思ったり。
米国には金メダリストとして、全てを受け入れて楽しむ余裕があったというのもあるかな。
メダルを授与する人も、もう何百人と手渡して、本人からしたらまるで儀式のようになっているだろうに、それぞれの受賞者にとってのその価値を理解して、心から分かち合うように授与するんだな、これが。ナデシコたちに授与していた人なんて、女神のようだった。
そっちも結構感動した。