花研コーヒーブレイク
ウィンブルドンの芝の謎
2012.07.31
昨日の小欄で、ウィンブルドンのテニスコートの芝は、グランドスラムのウィンブルドンが終わってからオリンピックの試合まで1か月もないのにどうやって再生するのか疑問であるとの旨を書いたが、早速読者の方からお答えをいただいた。
ちょうど昨日のNHKの朝のニュースで説明していたらしい。
なんとその答えは、この時に備えてすぐに発芽するよう芝の種子を特殊な液に浸けて、ウィンブルドンが終わったとたんにコートに播種するのだそう!
・・・(そうやんなぁ、“天然芝”ってそういうことやな。コートに直接種を撒かれて育った、あの芝たちは実生なんやな。移植ちゃうんや・・・そうやんなぁ。恐るべし世界のウィンブルドン。これこそテニス発祥の地が持つ矜持か!?)
播種してからも湿度と温度をコントロールして、生長を促し、オリンピックのゲームが始まるまでには完璧に整えるのだそう。
そういえば、当社でも炭づつみを使って芝の栽培観察をしたことがあったが、クオリティは別として比較的早く発芽、生長したな。
それにしても、これはさすがプロの技やわ。英国においては、芝師(という職業があるかどうかはさておき)はその社会的ステータスは別格やろて。