花研コーヒーブレイク
越境EC
2021.05.05
こんにちは。ボンソワール桐生です。
北米、母の日ギフト商戦に期待というニュースが飛び込み、弊社発行のメルマガでもご紹介いたしました。小売業協会の調査によれば、消費者の支出は相当期待できるという見通しのようです。
JOOSTさんの会社のHPはすごくいい印象です。デザイナー向けの仲卸会社のようですので、大田市場内の仲卸さんに例えますと、あそこかあそこの会社に近いテイストかなと想像を巡らせつつ。とはいえ、大きく異なるところは「越境EC」という仕組みで販売しているところだと思います。
ウィキペディアの説明を参照の上、簡易的に説明しますと、「越境EC」とはインターネットを使った通信販売には違いありませんが、自国向け母国語だけでなく、外国語のサイトを設けたり、海外のECモールに出店しながら多言語多通貨での対応を行い、発送も海外の注文に対応することだそうです。
外国語、外国通貨に対応しつつ、輸出もしまっせってことですね。例えばアメリカにいながらにしてオランダの商品を仕入れることができます。支払いも米ドルでOKなのでしょう。サイトの裏では、物流とか税金の計算とか貿易手続きとかガシャガシャと仕組みをいじりながら、ロジスが稼働する音が聞こえそうですね。買う方としては購入に際し国境の壁を感じさせないサイトになっていると思います。
日本の花は海外ではなかなか手に入らないものが多いので(品目、品種バラエティ、仕立て、品質、あらゆる点において)、日本でも花きの越境ECの仕組みが充実すると、輸出量・金額ともにきっと一気に大きくなるでしょうね。
ちなみに母の日は5月9日ですが(日本、米国)、今年も花き業界では5月はまるごと母の月として推進しています。
農林水産省のHPでも正式に紹介されていますし、野上農相からも「5月は母の月」協力よびかけがなされています。
フラワービジネスノート2021もおすすめです。
それではみなさま、ごきげんよう。